2019年 1月 20日 (日)

香里奈「嫌われる勇気」に放映中止要求 本家・アドラー心理学会の抗議理由

印刷
富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   女優の香里奈さん(32)主演のフジテレビ系ドラマ「嫌われる勇気」が、日本アドラー心理学会からその内容に抗議を受け、ネット上で波紋を呼んでいる。フジテレビは、J-CASTニュースの取材に対し、放送中止は予定してないと回答した。

   アドラーは、フロイトやユングと並び称される心理学の大家だ。日本では、哲学者の岸見一郎氏らがそのアドラー心理学を解説したドラマと同名の著書が、シリーズ累計で計180万部を突破するベストセラーになっている。

  • 香里奈さんも困惑している?(2011年10月撮影)
    香里奈さんも困惑している?(2011年10月撮影)

同名著書は累計180万部のベストセラー

   フジのドラマは、アドラー心理学と刑事ドラマを組み合わせたという異色のもので、2017年1月12日から毎週木曜日の夜に放送されている。岸見氏らの著書を原案にして、香里奈さん扮する警視庁の刑事がアドラーの説く「嫌われる勇気」を持って難事件に挑むというストーリーだ。視聴率は、6~8%台で推移している。

   ところが、第5話の翌日となる2月10日になって、アドラーの研究と啓発をしている日本アドラー心理学会が、ホームページ上で中井亜由美会長名によるドラマへの抗議文をアップした。

   そこでは、ドラマの内容は、「アドラー心理学における一般的な理解とはかなり異なっている」と指摘した。例えば、ドラマで主人公は、アドラーとして「私はただ、感じたことを口にしているだけ」の人物として描かれているが、それはアドラーの言う「相互理解のための努力」を放棄しているとしている。

   学会では、ドラマにも関わっている岸見氏に事情を聴いたうえで、学会の指導的立場にいる人と相談したところ、「アドラー心理学とは言えません」とコメントされたため、抗議することになったという。抗議文は、ドラマについて「アドラー心理学の啓発・普及に対して大きな妨げになる」として、フジに対し、放映の中止か、脚本の大幅な見直しを求めている。

フジ「放送中止は考えておりません」

   一方、ダイヤモンド・オンラインの2月8日付のインタビュー記事によると、岸見一郎氏は、日本アドラー心理学会の認定カウンセラーや顧問もしている。岸見氏は記事で、フジテレビのドラマについて、ストーリー部分はテレビ局に任せて、アドラー的な解釈部分をチェックしていることを明かしていた。

   ニュースのコメント欄などでは、ドラマが抗議を受けたことについて、意見が分かれている。

   「アドラー誤解されてる気がする」「刑事ドラマにするって時点で無理っぽい」といった疑問の声が上がる一方、「ドラマのタイトルを地で行ってるわけだな」「アドラー心理学の注目度を高める功績もある」との評価も書き込まれている。岸見氏がドラマに関わっていることから、学会の中で、岸見氏もアドラーの解釈が違っているのではないかとの指摘も出ている。

   フジテレビの企業広報部では2月13日、「ドラマ『嫌われる勇気』は、原案書籍『嫌われる勇気』を下地に、ドラマというエンターテインメントの要素と、アドラー心理学の描写のバランスを考えつつ、原案書籍の著者に脚本を監修して頂きながら制作しております」と取材に説明した。

   学会側が放送の中止などを求めていることについては、「放送中止は考えておりません」と答えた。ただ、「脚本に関しましては、日本アドラー心理学会からいただいたご意見も、今後のドラマ制作に生かして参ります」と言っている。

今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
20代で資産4800万円超え! 兼業トレーダーが選んだ「恐怖指数」ってなんだ?

高校生時代から、アルバイトを掛け持ちしてコツコツと貯めた50万円を元手に、20歳から株式投資を始め、研究に研究を重ね、投資の「極意」をつかんだ。その結果、現在手元には4800万円を超える資産が。日々サラリーマンをしながら、わずか7年で、資産をおよそ100倍近く増やした。

PR 2018/11/19

20181221_ohaka.jpg
親の「人生の最後」、本気で想像したことある?

2010年の新語・流行語大賞にもノミネートされた「終活」。残された家族のためを思い、「人生の最後」を前向きにとらえて活動している人も多いようだ。最近の終活需要の高まりはニュースなどでもよく耳にする。

PR 2018/11/16

姉妹サイト
    loading...

注目情報

PR
J-CAST会社ウォッチ会員向けセミナー
しごとの学校
  • 「無期転換ルール」、新たな「働き方」は軌道に乗っていますか?

  • 追悼
    J-CASTニュースをフォローして
    最新情報をチェック
    電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中