2024年 4月 26日 (金)

リンゴ:肺がんや心臓病の発症リスク減らし 中高年に多い肺疾患の予防も期待

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子どものアレルギー疾患を35~37%減らす

   リンゴの健康効果については、2016年2月にハーバード大とシドニー大の国際研究チームが「1日に1個リンゴを食べると寿命が延びる。特に70歳以上の高齢女性では、ほとんど食べない人に比べて死亡率が4割近く減る」という報告を発表した。それによると、1日にリンゴを食べる量が半個分ずつ増えると、死亡率が約10%ずつのペースで減るという。

   このほか、フィンランドで約1万人を28年間追跡した調査では、肺がんのリスクを58%、心臓病のリスクを39~41%減らす結果が出た。イギリスやオランダでも子どものアレルギー関連疾患のリスクを35~37%減らす調査がある。

   これらの調査では、リンゴ・ポリフェノールに脂肪を燃焼し、血管の動脈硬化を防ぐ作用があると同時に、アレルギー症状の原因であるヒスタミンを抑える働きがあることがわかっている。また、リンゴの中に含まれるペクチンや、リンゴ酸、ビタミンが活性酸素を抑え、食べ物の消化や吸収、脂肪の燃焼を図っていることもわかり、注目されているのだ。

   では、リンゴをどのように食べれば、もれなくリンゴの栄養素を吸収できるだろうか。2017年2月12日放送のTBS系「林先生が驚く初耳学」では、ダイエット効果も期待できる「焼きリンゴ」の作り方を紹介していた。ポイントになるのは、脂肪を燃焼させる働きをするペクチンが、100度以上に加熱すると6~9倍に増えることだ。「焼きリンゴ」の作り方は以下のように簡単だ。

(1)食べやすい大きさに切って種を取り除く。


(2)皮はむかず、レンジやオーブンに入れて100度以上で5分間加熱する。食べる時は皮ごとがオススメ。皮に一番多くペクチンが含まれているからだ。

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