ゴミ箱のレシート悪用「詐欺男」 店長はこうして見破った

印刷

   神戸市の大型量販店のゴミ箱からレシートを漁り、そのレシートに書かれている同じ商品を店の棚から持ち出してサービスカウンターに「返品」して金を受け取ったトラック運転手のアルバイトの男が2017年3月15日、逮捕された。いわゆる「返品詐欺」だ。

   この男は5分の間に2度も同じ行為をしたため、店長が不審に思い監視カメラを調べたところ、犯行が明らかになった。

  • ゴミ箱を漁ってレシートを取り出した(写真はイメージ)
    ゴミ箱を漁ってレシートを取り出した(写真はイメージ)

男は5分後に別のレシートと商品を持って来た

   J-CASTニュースが3月16日に兵庫県警灘署に取材したところ、事件のあらましはこんな具合だった。男は2月15日14時35分ごろ、同市灘区にある大型量販店のサービスカウンターでレシートとドッグフードを出して返品を求めた。金額は1166円だった。その5分後に男は別のレシートと高級の貼るカイロを持って来て返金してほしいとやってきた。金額は4795円だった。店は合計で5961円を返金した。しかし店長が、短時間に2度も同じ人物が返金を求めたことに不信感を持ち、監視カメラを確認したところ、男は店の外にあるゴミ箱を漁りレシートを探している事が分かった。さらにその男はそのレシートに記入されている商品の陳列棚に向かい、その商品を手にしてサービスカウンターに来た様子も映っていた。店長は灘署に通報し、灘署は男を特定し逮捕状を取り、3月15日に詐欺容疑で逮捕した。男は容疑を認めているという。

「動機についてはこれからの取り調べになりますが、今回の店以外でも犯行を働いていたことを仄めかしています」

と灘署は説明した。

「前のバイト先でも何回かやられた」

   今回の事件についてネットでは、

「返品詐欺とか釣り銭詐欺とかよくあるせこい犯罪のひとつ」
「前のバイト先でも何回かやられた。不慣れそうなバイトが1人でレジにいる時に来る」
「今の防犯カメラをなめない方がいい」

などといった意見が掲示板に書き込まれている。

   こうした「返品詐欺」は度々報道されていて、15年1月15日付けの読売新聞地方版には、秋田県由利本荘市のスーパーで起こった事件が掲載されている。男は14年11月初旬に商品の衣類をレジを通さずにサービスカウンターに持ち込んで返品を装った。現金1万2000円をだまし取ったが、次の日もこの店で同様のことをしたため、店員がレシートの提示を求めて発覚した。由利本荘署は15年1月14日に詐欺などの疑いで逮捕した。

   千葉日報(16年12月28日付)によれば、16年10月19日、柏市の靴店で、靴2足を購入したかのように装い、「レシートがないとだめだと言われ、嫌な思いをした」などと嘘を言い計8880円をだまし取った。12月25日昼にこの店の系列店に来店したのを従業員が発見し、柏署に通報した。調べに対し男は、「生活費が欲しかった」などと容疑を認めている、と書いている。

  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter
コメント・口コミを投稿する
コメント・口コミを入力
ハンドルネーム
コメント・口コミ
   

※誹謗中傷や差別的発言、不愉快にさせるようなコメント・口コミは掲載しない場合があります。
コメント・口コミの掲載基準については、コメント・口コミに関する諸注意をご一読ください。

注目情報PR
追悼

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中