ドナルド・トランプ米大統領が人気ラッパー、スヌープ・ドッグさんにご立腹だ。ドッグさんは2017年3月12日、YouTube上にミュージックビデオ「Lavender(ラベンダー)」を公開。その中にトランプ氏を揶揄するようなシーンがあることから、本人がツイッターで反撃に出たのだ。トランプ氏「もしオバマに銃を向けていたら...」ミュージックビデオの登場人物は、大半が顔にピエロのメークを施している。そのうちの1人「RONALDKRUMP(ロナルド・クランプ)」と名付けられたピエロは、紺のスーツに赤ネクタイ、金髪の独特なヘアースタイル...と、名前も見た目もトランプ氏そっくり。ホワイトハウスならぬ「THECLOWNHOUSE」の演壇に立ち、大げさな身振り手振りで話す。とりわけ注目を集めているのは、ドッグさんがクランプ氏の頭にオモチャの銃を向けるシーンだ。ドッグさんが引き金を引くと「BANG(バン)」という旗が飛び出す。ビデオ公開を受け、トランプ氏の私的弁護士であるマイケル・コーエン氏は14日(米時間)、米芸能ニュースサイト「TMZ」の動画プログラムに出演し、ドッグさんのビデオを「恥ずべき行為」と批判。「大統領に謝るべきだ」と主張した。15日(米時間)には、トランプ氏本人もツイッターで言及した。「Canyouimaginewhattheoutcrywouldbeif@SnoopDogg,failingcareerandall,hadaimedandfiredthegunatPresidentObama?Jailtime!(もしスヌープ・ドッグがオバマ前大統領に銃を向けて発砲していたら、どんなに激しい抗議が起きたか想像できるか?刑務所行きだ!)」「からかわれるのがいちばん嫌らしい」「おもろい大統領だ」一方、ドッグさんのツイッターは16日夕時点(日本時間)、トランプ氏のツイートには触れることなく、通常の更新を続けている。人気ラッパーと米大統領のバトルは日本でも話題を呼び、「やっぱ、からかわれるのがいちばん嫌らしい」「スヌープおじさん相変わらずトランプ嫌いなんやな」「やり過ごさず、とことん戦うな、トランプはwおもろい大統領だ」「スヌープとトランプのビーフ(編注:揉め事を指すヒップホップ用語)とか面白すぎんだろ笑」といった声がネット上に上がっている。
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