タレントのデヴィ夫人が、学校法人・森友学園と籠池泰典理事長を「支持、応援します」とブログにつづった。籠池氏を強く支持する思いをつづりながら、籠池氏に批判的な人々を揶揄している。中でも一部マスコミには厳しい批判を展開している。「安倍首相の冷たい仕打ちにどんなに傷ついたことでしょう」デヴィ夫人は2017年3月18日昼過ぎ、「籠池氏の志を支持、応援します!」のタイトルでブログを更新した。籠池氏と安倍晋三首相の関わりについて触れ、「人一倍、愛国心の強い日本の未来を憂いていた籠池氏は、安倍首相を神格化し信奉しきっていました。にも関わらず、安倍首相の冷たい仕打ちにどんなに傷ついたことでしょう」として籠池氏に同情を寄せている。森友学園が開校をめざしていたが認可申請を取り下げた小学校の名前が、当初は「安倍晋三記念小学校」だったが安倍首相は拒否したことや、籠池氏が「昭恵夫人を通じて安倍首相から100万円の寄付を受けた」と述べていたが寄付自体を安倍首相側が否定したことなど、籠池氏と安倍首相の主張には噛み合わない点がある。ただ、デヴィ夫人は「でも、安倍首相は今の日本に必要であり、籠池氏の安倍首相に対する期待は変わらないことでしょう」とも述べている。さらに、「なぜ日本は、こうもリンチ好きな国民となったのでしょう」と籠池氏を批判する人々に矛先を向けている。「笑ってしまうような行き過ぎた教育は、改めていただくとして」その不満は、森友学園問題を連日取り上げるメディアにも向けられている。「日本を毒しているのは、良心に欠け、不公平な記事を傍若無人に書く週刊誌と、執拗に朝から晩まで一方的に獲物を追い込むがごとく報道し続けるテレビです。籠池氏本人の声を聴き、参考にしようともしないのは不条理です。世論を支配しかねない一方的報道は、社会の為、日本の為になりません」そうして、「(籠池氏には)会ったこともありませんが」としながら「彼のような志を持った方が日本にいることを知り、嬉しく、直ちに100万円を寄付させていただきました」と大きな信頼を寄せている旨をつづった。デヴィ夫人は8日更新のブログでも、100万円の寄付に触れていた。一方で、具体例には触れずに「笑ってしまうような行き過ぎた教育は、改めていただくとして」と釘を刺す発言もしている。その上で「私はこれからも彼を応援していきます。23日の国会の証人喚問において、籠池氏は誰もが納得する説明、証言することでしょう」と期待を寄せている。
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