フィギュアスケート女子の浅田真央が2017年4月10日、自身のブログで引退を表明した。「私のフィギュアスケート人生に悔いはありません」。浅田はそうつづっている。「選手として続ける自分の気力もなくなりました」浅田はブログ冒頭で「突然ですが、私、浅田真央は、フィギュアスケート選手として終える決断を致しました」と切り出し「今まで、長くスケートが出来たのも、たくさんの事を乗り越えてこれたのも、多くの方からの支えや応援があったからだと思います」と続けた。しかし、この後、率直な苦悩を吐露した。「ソチオリンピックシーズンの世界選手権は最高の演技と結果で終える事ができました。その時に選手生活を終えていたら、今も選手として復帰することを望んでいたかもしれません。実際に選手としてやってみなければ分からない事もたくさんありました。復帰してからは、自分が望む演技や結果を出す事が出来ず、悩む事が多くなりました」さらに競技に対する現在の率直な気持ちについて「去年の全日本選手権を終えた後、それまでの自分を支えてきた目標が消え、選手として続ける自分の気力もなくなりました」と告白した。最後は前向きにしめくくっている。「このような決断になりましたが、私のフィギュアスケート人生に悔いはありません。これは、自分にとって大きな決断でしたが、人生の中の1つの通過点だと思っています。この先も新たな夢や目標を見つけて、笑顔を忘れずに、前進していきたいと思っています。皆様、今までたくさんの応援、本当にありがとうございました」浅田は2006年トリノ五輪直前のシーズンのグランプリファイナルに15歳で挑み、見事優勝してその名をとどろかせた。2010年バンクーバー五輪では女子選手初となる、ショートとフリー合わせて3回のトリプルアクセルを成功させ銀メダルに輝いた。14年ソチ五輪のフリーでは、全6種のトリプルジャンプを8回跳ぶプログラムを完璧に演技し、世界中に感動を与えた。しかし、16-17年シーズンの全日本選手権では12位となっていた。引退発表を受け、ツイッター上ではファンからは、「えーっ!真央ちゃん引退なの?すごく残念だけど、、、お疲れ様だね!」「真央ちゃん自身に悔いがないのなら、それでいいです」「真央ちゃんお疲れさま。ソチのフリーでの演技はいつ見ても涙出るくらい素晴らしかったです」など、さまざまな声があがっている。
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