【女の相談室】松居直美「3年前から更年期障害」 日常生活に支障、症状さまざま

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   タレントの松居直美さん(49)が2017年4月23日、自身のブログで3年前から更年期障害の症状が現れたと告白した。読むと、日々の暮らしでかなり苦労した様子がうかがえる。

   松居さん以外にも同様の症状に苦しんだ芸能人がいる。女性のみならず男性の更年期障害も、近年クローズアップされてきた。

  • 女性も男性もホルモンの量に注意を
    女性も男性もホルモンの量に注意を

女性ホルモン「エストロゲン」低下が主原因

   「更年期」とは閉経前後の約5年間のことを指す。日本産科婦人科学会のウェブサイトは、この期間に現れるさまざまな症状の中で他の病気によって引き起こされているものではない症状を「更年期症状」と呼び、中でも症状が重く日常生活に支障を来すレベルのものを「更年期障害」と呼ぶと説明している。主な原因は女性ホルモン「エストロゲン」の低下だが、これに加齢による体の変化や心理的な要因、環境などが複合的に組み合わさることで症状が生じると考えられる。

   更年期障害特有の症状はない。同学会が挙げている代表的な症状だけでも、のぼせや汗、冷え症、動悸、疲れやすい、頭痛、肩こり、めまい、イライラや怒りっぽいなどの情緒不安定、腰痛や関節痛、嘔気や食欲不振、皮膚の乾燥感と多様だ。

   松居さんはブログの中で、当時つけていたという日記に、

「今日はだるいからずっと寝ていた」
「直樹(編注:息子)の文化祭に行ったけど冷たくされて泣きながら帰って来た」

   と書かれていたと告白。体が急に冷えだし、肌の乾燥も一気に進んだという。

   産科婦人科学会は、治療によって症状が緩和できるため医療機関を受診し、少なくなったホルモンを補う「ホルモン補充療法(HRT)」や漢方薬、向精神薬による服薬治療をすすめている。

   松居さんは更年期の漢方などは飲んでいないとし、「何がきっかけかは分からないのですが、徐々にこの身体に慣れた気がします」と語っている。時間があるときは料理教室とバレエに打ち込み、「落ち込んだ時こそ、身体がぎりぎりと音を立てるくらいバレエをして」いるというが、「何かあったら、すぐに病院へ行きます」とも結んでいた。

男性も緩やかに更年期障害に陥る

   更年期障害に悩まされたことを告白した芸能人はあまり多くないが、古くは木の実ナナさんや森昌子さん、高畑淳子さんが、最近では元グラビアアイドルの川村ひかるさんがいる。

   川村さんは2016年にテレビ番組にVTR出演し、自身が閉経前に発症する若年性更年期障害で「物忘れが激しくなり、海外旅行に行くのを忘れた」「体重が減ってしまい36キロに」といった過酷な症状に悩まされたことを語っていた。

   女性特有の症状と思いがちだが、男性も加齢とともに男性ホルモンの「テストステロン」が減少していく。テストステロンの減少は性欲減退やEDの原因でもあるが、日本泌尿器科学会は「加齢男性性腺機能低下症候群(LOH 症候群)」という疾患であり、いわば男性版更年期障害であるとしている。同学会の「加齢男性性腺機能低下症候群(LOH 症候群)診療の手引き」では、これまで加齢にともなう変化であるとされ見逃されてきたが、実際にはメタボリックシンドロームや2型糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞のリスクを上昇させる危険な状態であると指摘。

   男性専門外来を設けているメンズヘルスクリニック東京はウェブサイトで中高年以降、性欲や勃起頻度の低下、集中力の低下、疲労感、うつ症状、不眠などの自覚がある場合は受診するよう呼びかけている。

   なお、男性更年期障害も女性と同様、ホルモン補充療法などが有効なようだ。

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