リチャード・ギアに「高須平和賞」 高須院長が語った授賞理由

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   高須クリニック院長の高須克弥さん(72)が、ノーベル平和賞の向こうを張る「高須平和賞」を創設すると2017年4月26日にツイッターで発表した。17年秋にインドのダラムサラで受賞式が行われる。

   権力に屈することなく頑張っている人に贈られるもので、授与第1号はチベット亡命政府のロブサン・センゲ首相、第2号はアメリカの俳優リチャード・ギアさん(67)を予定している。チベット問題で中国批判を繰り返したことでハリウッドから追放状態になっていることを知り、リチャードさんの受賞を急遽決めたという。

  • 「高須平和賞」創設を宣言した(写真は高須さんのツイッターより)
    「高須平和賞」創設を宣言した(写真は高須さんのツイッターより)

中国批判繰り返し、ハリウッドから追放状態

   J-CASTニュースが17年4月26日に高須さんに電話取材したところ、賞の設立はノーベル賞受賞者の顔ぶれについて長年疑問をもっていたからだと明かした。受賞者には権力に尻尾を振る人だったり、平和とは逆の事業で財を成したりしていた人が少なくないと感じていたという。16年に歌手のボブ・ディランさん(75)の文学賞受賞が決まった時も、

「さすが反戦を訴えたロック歌手だ。こんな賞など蹴るに違いない」

と思っていたら、もらってしまった。

「こりゃあ自分で賞を創設するしかないと。権力に屈せず頑張っている人を選び、受賞のメダルや副賞も、ノーベル賞より立派にする予定です」

と語った。

   ダライ・ラマ14世と親交のある高須さんは、第1号の授与をチベット亡命政府のロブサン・センゲ首相に贈ると決めていた。第2号をリチャードさんにしたのはなぜなのか。高須さんによると、米のエンターテインメント専門誌「The Hollywood Reporter」のウエブ版が17年4月18日に配信し、日本の「シネマトゥデイ」が24日にそれを紹介した配信記事を読んだからだという。

   この記事によると、熱心なチベット仏教徒で人道主義者のギアさんは1993年のアカデミー賞授賞式で、中国によるチベット抑圧は「恐ろしく人権が侵害された状態」と非難した。12年にもインドで中国について「世界で最も偽善的な国」と訴えるなど中国批判を繰り返した結果、ハリウッドから追放状態になった、という。中国がアメリカに次ぐ顧客であり、ハリウッド側の配慮に加え、中国から圧力がかかっているためで、ギアさんはインディペンデント映画界に活躍の場を移さざるを得なくなった、という内容だった。これを読んで、高須さんはギアさんが平和賞を授与するに相応しい人だと判断した。

「高須クリニック」CMに出演交渉も

   ただ、今回の受賞者はチベット関連に偏っているように見えるのだが、それは「たまたまです」と高須さんは説明した。実は、第2号候補は別にいたのだという。それは16年12月13日に米軍の垂直離着陸機オスプレイが沖縄県名護市安部の海岸近くの浅瀬に不時着水し大破した。その時に在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官は、海上への不時着を選択したことについて、パイロットは住民を危険にさらさなかったとし、「素晴らしい仕事をした」「感謝されるべきだ」などと語ったため、メディアの激しい批判にさらされたが、高須さんはその上官の言動を高く評価して、受賞を告げようとしたのだが、授賞式の時には、この上官は日本を離れていることを知ったため、やめたのだという。

「インドのダラムサラにいるダライ・ラマ法王の秘書官と連絡を取り、リチャード・ギアに僕の気持ちを伝えてくれるようにお願いしています。『必ず伝えます』と言ってくれているので、リチャード・ギアは喜んで受賞してくれるのではないかと思っています」

と高須さんは語った。「高須クリニック」のCMにも出てくれるよう頼む予定なのだという。

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