韓国で行われたサッカーJ1・川崎フロンターレと韓国の水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスとの試合中、川崎サポーターが旭日旗を掲げ、水原サポーターが川崎の応援スタンドに入ってくる一幕があった。
旭日旗は水原の試合運営担当者によって試合中に没収されたという。
アジアサッカー連盟とも情報共有
川崎は2017年4月25日、韓国の水原ワールドカップ競技場で行われたアジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグで水原戦を行い、1対0で今大会初勝利を収めたが、サポーター同士は一触即発の状況を迎えていた。
川崎広報担当者が26日昼、J-CASTニュースの電話取材に応じた。試合中に川崎サポーター2人が旭日旗を掲げていたところ、これを確認した水原の試合運営担当者が試合中に旭日旗を没収した。試合終了後には、水原サポーターが川崎のサポーターエリアに押しかけた。騒ぎがいったん落ち着いた後も、観客がスタジアムから帰っていくタイミングで、川崎サポーターが通るゲートに水原サポーターが待ち伏せし、出口をふさいでいた。けが人はいなかったという。
川崎は水原からの報告で旭日旗掲出を把握した。旭日旗を掲げたサポーター2人は特定されており、試合後に水原、川崎の順で2人を聴取した。ただ、旭日旗を掲げた意図は把握していないという。今後どうするかは協議中で、まだ何も決まっていないという。また、AFCとも今回のトラブルは共有しているとしている。