2017年5月17日放送の「あさイチ」(NHK総合)で、有働由美子アナウンサー(48)がNHKの上田良一会長(67)に異議を唱える場面があった。これに対し、「有働さんとイノッチのおふたりから言ってもらえてよかったです」と、視聴者から感謝のコメントが寄せられている。「会長に言った方がいいよ!」番組はいつものように連続テレビ小説「ひよっこ」の感想からスタートし、有働アナはぽつりと「歌いいよね、やっぱり。桑田さんの主題歌ね」とつぶやいた。この一言は上田会長の発言に異議を唱えるものとみられ、司会のV6井ノ原快彦さん(40)も、「いやそうだよ。会長に言った方がいいよ!」と同意した。上田会長は11日の定例会見で、「ひよっこ」の内容が素晴らしいと賛辞を送ったが、桑田佳祐さん(61)が歌う主題歌「若い広場」については、「オープニングが気に入っていて、個人的な感想だが、桑田佳祐さんの主題歌『若い広場』のメロディーが軽快で、すがすがしい朝を迎えるには凄く良い」と絶賛しながらも、「歌詞は聞き取りにくい」「意味不明なところがある」と正直にもらした。これには、「桑田佳祐の歌が聞き取りづらいなんて、昭和の頃からの常識だと思うんだが」「桑田を採用した時点でそんなの分かり切ってたでしょ 何を今更」「サザン史上いちばん分かりやすい桑田の詞が意味不明というのはそれこそ意味不明」など、会長の発言を非難する声があがっていた。有働アナも「想像力が掻き立てられてすごくいいけど」と見解を述べ、井ノ原さんも「さなぎはいつか蝶になるわけだから。いつ蝶になるのかなっていうのを見守りましょうよ、皆さん」と呼びかけた。さらに再度「会長に言った方がいい」と進言を勧めると、有働アナも「言ってみる」と前向きに返答した。会長の発言を不服に思っていた視聴者も、「ナイスな発言ですよね!」「有働さんとイノッチのおふたりから言ってもらえてよかったです」「大事なことだから二度言ったイノッチえらい!」と評価する姿勢を示している。桑田さんが歌詞に込めた思いとは桑田さんの特徴的な歌い方は、テレビの音楽番組で歌詞の字幕表記がされるきっかけを作ったとも言われており、「ひよっこ」放送開始直後には、ツイッターでも会長と同様に「歌詞が聞き取れない」「何言ってるかわからない」といった声が相次いでいた。しかし、1か月間毎日聴いているとだんだんと慣れてくるようで、今ではそのようなコメントはほぼ見られない。NHKが公開している「ひよっこ」情報によると、桑田さんは歌詞について、「自分自身の人生を今一度辿っていくような感覚とともに、夢と希望に溢れた日本の未来に思いを馳せながら、歌詞を綴りました。古き良き日本の情感のようなものも、合わせて感じていただけますと幸いです」とコメントを寄せている。
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