2024年 3月 19日 (火)

117にもマツコ効果!回線一時パンクか 「時報」初めて知った若者が相次ぎ電話

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   「ピッ、ピッ、ピッ、ポーン、午後3時46分20秒をお知らせいたします、ピッ、ピッ」――電話で「117」にかけると、こうした時報が聞くことができる。......と聞いて、「常識だろ!」と思うか、「そうなんだ!」と思うかで、あなたの年齢がわかるかもしれない。

   「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)で2017年5月22日、この「時報」を紹介したところ、若い世代を中心に「知らなかった!」と電話する人が続出、一時回線がつながりにくくなる珍事件があった。

  • 若い世代では「時報」は少数派?(画像はイメージ)
    若い世代では「時報」は少数派?(画像はイメージ)
  • 若い世代では「時報」は少数派?(画像はイメージ)

「ひと昔前の常識」として紹介

   この日の番組では「ひと昔前の常識を若者に教えてあげたい件」として、「麦茶に砂糖」や「ハエ取り紙」など、今では廃れつつある習慣や商品などが紹介された。その中で紹介されたのが、117の時報だ。

   スタッフが街角で若い女性に、「117に掛けたらどこにつながるか知ってますか?」と尋ねて回るが、「全然知らないです」「郵便局?」「コールセンター?」と彼女たちはそろって首をかしげる。実際にかけてみせるが、そもそも時報というものを知らなかったらしく、

「時刻~?」
 「しょうもない!」
 「携帯見ればわかる」
 「一生かけることなくない?」

といった声が口々に上がる。その価値がまったくピンと来ない様子には、司会のマツコ・デラックスさんも「この野郎~......」と苦笑いするばかりだった。

   かつては、時報は正確な時間を知るための大切な方法だった。番組でマツコさんも言及していたが、時計の時刻を合わせるときなどには、主に時報が使われた。しかし、自動的に時間を合わせてくれる電波時計や、携帯電話・スマートフォンの普及などもあり、その需要は減少の一途をたどっている。

   正午などにテレビで放送されていた時報も、地上デジタル放送への移行とともに、遅延の問題から消滅、私たちの生活から「時報」はすっかり縁遠くなりつつあるのが現状だ。

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