音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」のコムアイさん(24)が日本メディアから受ける「気持ちが沈むような質問」についてツイッターで触れ、注目を集めている。きっかけは海外メディアのインタビューを受けたことだった。水曜日のカンパネラは2017年5月19日から21日にかけてフランス・ランス市で開催された音楽フェスティバルに出演。この期間中、コムアイさんは現地でいくつかの媒体から取材を受けたようだ。「フランスでの取材、どのインタビュアーも質問が面白かった」これを受け、コムアイさんは5月22日「フランスでの取材、どのインタビュアーも質問が面白かった」とツイートした。事前準備をしっかりした上での取材に驚いたらしく、よほど嬉しかったのか、「『グループの成り立ちについてはもちろん存じておりますが~』で省略されたり、インスタの投稿から好きなミュージシャンをリストアップされてたり、わたし言語が違う遠い国から来ているのだけど、下調べどうやってくれたのかしら!」と興奮気味につづった。こうした驚きの背景には、日頃触れあっている日本メディアとの「違い」があったのだろう。コムアイさんは続けて、次のようにツイートした。「(日本での)文字の取材で『こちらの媒体に出ていただくの初めてなので、自己紹介と成り立ちを話していただけますか』みたいなのってあるけど、またか...て気持ちが沈むような質問はやめてほしい...調べておいて、これであってますか?て確認とってくれれば、それで話もっとさきに進めるのに...」自己紹介求める取材者は「下調べなし」の怠慢?同じメディアであっても、映像メディアであれば「本人が言ってる画が重要だから、基本的なことを聞かれるのはいいとおもう」と主張するコムアイさん。しかし、本人が直接説明することが必ずしも必要のない文字メディアにおいては、「下調べ&確認」で省略できるはずの基本的な話に時間を割くことに違和感があるようだ。ツイートは反響を呼び、「ファンとしても、新しい情報や知らなかった話を聞ける機会に、同じエピソードばかりだとまたかー!ってなります」「アーティストへの思い入れを持ったインタビュアーが付いてくれればそんなことは起きないんでしょうけどね」といった声がいくつも寄せられた。なお、コムアイさんが指摘したような国内インタビュアーが必ずしも下調べをしていないとは限らないのだが、ネット上ではそのように受け取られ、「怠慢」として批判する声も目立った。ただ、これに関しては「知ってても知らないふりして聞いてるパターンも多くある」といった指摘もいくつか出ていた。
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