2024年 5月 6日 (月)

ある日パキッと折れる「隠れ虫歯」が怖い 唾液マッサージで「大人の虫歯」を予防

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唾液の量が少なく、「歯ぎしり」をする人がアブナイ

   番組では、「虫歯がない」と自負する4人の男女に、虫歯があるかどうか、宮崎医師に診てもらった。4人とも中学校以来、歯科医にかかったことはないという「歯自慢」の面々。ところが、虫歯が1本もなかった人は1人だけ。残りの3人は「4本」「3本」「2本」という結果だった。

   どういう人が「沈黙の虫歯」になりやすいのだろうか。宮崎医師は、4人の唾液の量を調べた。味のないガムを5分間噛んで測定。唾液量の基準値は7ミリリットルだが、虫歯のなかった人以外の3人は基準値以下だった。これは、口の中を洗い流す力が少ないことを示しているという。

   ほかにどんな人が虫歯になりやすいか、宮崎医師は「沈黙の虫歯のセルフチェック方法」を紹介した。1つでも当てはまったら要注意だという。

   (1)炭酸飲料や柑橘系の酸っぱい飲み物が好き(口の中が酸性になり、虫 歯菌が繁殖しやすくなる)

   (2)歯茎が下がってきた気がする。

   (3)冷たい食べ物や飲み物がしみることがある。

   (4)10年前に治療した歯が多い。

   また、虫歯になりやすい歯を作ってしまうか噛みしめパターンがあるという。次の3つだ。

   (1)歯ぎしり:歯を左右にこするように噛み締めてしまう。主に睡眠時に 行われることが多い。

   (2)食いしばり:歯を上下に「ギュー」と噛み締めることで、日中無意識 のうちに行なっている人が多い。

   (3)タッピング:上下の歯をカチカチと?みあわせること。これも寝ている時に無意識に行なっていることが多い。

   こうした噛み締めによって、歯がかけたり、象牙質があらわになったり、くさび状欠損になってしまうこともあるのだ。

   最後に宮崎医師は、唾液の量を増やして虫歯になりにくい歯をつくるマッサージ方法を実演した。三大唾液腺と呼ばれる「耳下腺」「顎下腺」「舌下腺」を指や手のひらを使って刺激する。「耳下腺」は両耳の下のくぼんだ所。「顎下腺」は両あごの下の首のつけ根部分。「舌下腺」は舌の真下部分だ。それらの場所をゆっくりと押してマッサージすると、唾液がどんどん出るようになる。

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