2024年 4月 20日 (土)

韓国政府が慰安婦問題で「発言撤回要求」 本当に「売春婦」発言はあったのか

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「売春婦」は「発言を分かりやすく言い換えたもの」

   ただ、韓国側が批判している「売春婦」発言自体が「なかった」可能性もある。篠塚氏のインタビューを掲載した地元紙は6月27日(米東部時間)に、発言を韓国のテレビ局などが批判していることを紹介する続報をウェブサイトに掲載。その中で、問題になった表現について

「批判の多くが、『カネをもらった売春婦』という単語に焦点を当てているが、これはリポーター(編注:インタビューした地元紙の名前)が篠塚氏の発言を分かりやすく言い換えたもの(paraphrase)であって、直接的な引用(direct quote)ではない」

と報じている。ただ、同紙は

「いずれにしても、論争は『従軍慰安婦』システムを全否定したことに関するものだ」

とも主張している。

   菅義偉官房長官も6月30日午前の記者会見で、

「(篠塚氏は)6月16日に現地紙のインタビューを受けた際に『報酬を受けた娼婦』とか『娼婦』といった表現は用いていない。また、同総領事は我が国政府の立場に沿って、慰安婦を性奴隷と称することは不適切であるという説明を行ったが、これを受けて現地紙が独自に『報酬を受けた娼婦』と報じたものである、というのが事実」
    「本件にかかる事実関係と我が国の立場については、韓国には説明済み」

などと韓国側に反論している。

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