奥歯が痛む理由は胎児の時代にあった
この最後の「歯の痛み」は意外に思う人が多いだろう。しかし、心筋梗塞を起こした人の多くが事前に歯の痛みを訴えている。歯科を訪れて、実際に虫歯があったため、心筋梗塞の前兆だったことに気づかなかった人もいる。なぜ、歯が痛むのか。実は人間は胎児の時に、最初に心臓ができるのは奥歯のあたりの場所なのだ。それが移動し左胸あたりに納まるが、心臓の神経の「遺物」が奥歯のあたりに残る。そのため、心筋梗塞が起こると、脳は心臓の痛みを何十年も前にあった奥歯の神経の場所付近に感じる。だから、虫歯や歯周病でもないのに、歯が痛くなったら要注意だ。
杉院長「4つの兆候のどれかが表れたら、すぐに受診してください。夏場は水分を十分にとり、炎天下の屋外にいる時間をできるだけ少なくしてください」