ツイッターが炎上中の上西小百合衆議院議員(34)が、2017年7月21日放送の情報番組「ビビット」(TBS系)に生出演した。番組冒頭に語った「いつもの自然体で、素の私を出してやっていきたいでっす」という意気込み通り、一連の騒動について自身の意見を存分に説明した。「一観客として試合の感想を述べたのに...」7月15日に行われた浦和レッズ対ドルトムント(ドイツ)の親善試合を「遊びなのかな」とツイートしたことを受け、レッズサポーターらから非難が殺到している上西氏。19日には殺害予告が来たとして警察に被害相談をしていた。番組では司会やコメンテーターから質問が飛び交い、上西氏は問題となっているツイートについて、「スポーツ観戦をするときに公人も私人も職業も関係ない」とし、一観客としてつぶやいた感想だと説明した。スポーツの専門家でもない自分の感想に、これだけ多くのサポーターが注目することは「想定もしていなかった」という。これに対し、堀尾正明アナウンサーが「それは上西さんの想像力の欠如だと思いますよ。やっぱり公的な力を持っている人がこういう言葉を発したらどういう風な影響があるかを想像して書かれた方がいいと思いますけどね」と意見を述べるも、上西氏はあまりピンとこない様子で首をかしげていた。その後も、「一観客として試合の感想を述べたのに、これだけの誹謗中傷が来たのかとカチンときた」「(ツイートは)全員に向けたわけじゃないんです。その試合の感想に対して誹謗中傷をしてきたサポーターのうちのごく一部、過激なサポーターに対して言ったんです」など、自身の正当性を繰り返した。上西氏、政治家の3要素のうち2つが欠如こうした一連のやり取りから、コメンテーターのテリー伊藤さんは上西氏を「日本で一番鈍感力がある」と評した。これには上西氏の公設秘書の笹原雄一氏も、「メンタルが強いんじゃなく、鈍いんですよ」と同意した。テリーさんは、政治家に必要な大切な3つの要素として、(1)未来を創造すること、予知能力のあること(2)数字に強いこと(3)品格と持論を展開。そのうえで、「先ほどのツイッターでもそうなんだけど、『私、全然気づきませんでした』。予知能力ないです。品格全然ないよね」と、上西氏の政治家としての資質をバッサリ。上西氏は「私、乱暴だけど品はありますよ」「私は鈍感じゃなくて明るいだけ」と反論した。番組では上西氏からツイートに対する反省の弁は見られなかったが、PKO日報隠蔽問題で揺れる稲田朋美防衛相について、「稲田さんに関しては言葉の問題以前の問題。根本的な問題」「今回の問題は議員辞職に匹敵するような問題」など厳しく糾弾する場面が。こうした上西氏の態度に、ツイッターでは「お前が言うな」「自分の事は棚に上げて」といった反応が相次いだ。お笑い芸人のカンニング竹山さんも同日朝、「議員としての資質に問題がある人がレベルが違う問題が出てきた議員の問題を語る。『議員辞職した方がよい』と言った。国民全員がお前や!と突っ込む朝」とツイートしている。
記事に戻る