「辛辣だけど、正論だし何よりかっこいいな...」「辛辣過ぎて好き」......。ネット上でこうした声が寄せられているのは「驚安の殿堂」のスローガンで知られるディスカウントストア「ドン・キホーテ」の公式ツイッターアカウントだ。2017年7月17日からスタートした「#ドンキさん」という企画の「辛口コメント」で人気を集めている。「激辛口」な回答を連発する「#ドンキさん」に何か「狙い」はあるのだろうか?ブロックされたら「もう付き合ってない」ドン・キホーテ公式ツイッターアカウントは2017年7月17日からユーザーの質問や相談に回答する企画として「#ドンキさん」をスタート。フォロワーから寄せられる質問や相談に対して、独自の視点で回答を投稿している。「#ドンキさん」が答える質問はドン・キホーテに直接関係のないものも多い。恋愛相談や仕事の悩みなど真面目なものから「お腹がすきました。なに食べたらいいですか?」といったシンプルなものまで多種多様だが、ネットユーザーに「ウケている」のは、こうした質問に対する回答の「辛辣さ」や「的確さ」だ。例えば、「ドンキさん、付き合ってる人にLINEもTwitterもブロックされたんですけど、どうすればいいですかね」という切なさがにじむこの相談には、「もう付き合ってないと思います」と質問者の希望を打ち消すような回答をしているほか、「僕はモテるためにギターを始め、かっこいいバイクにも乗り始め、筋トレを始めてバドミントン(スポーツ)もして、今や絶世の男です。ところでなんで僕には彼女がいないんですか?」との質問には、「全部始めたばかりなようなので、そういうのは結構ダサいからだと思います」と辛口でバッサリ。さらには「YouTubeで全然登録者数が増えません どうしたらいいですかwwwwww」という質問には、「全然おもしろくないのにwを6個も入れるセンスを何とかしたら増えるかもしれません」と厳しい指摘をしている。こうしたかなりの「辛口コメント」を連発している「#ドンキさん」だが、ネット上では「ドンキさん辛辣すぎておもしろいww笑」「ドンキさんの中の人キレッキレですき」「ドンキさんの返しが的を得ててお見事な辛口で虜になってきた」など好意的に受け止める声が多く寄せられており、評判は上々のようだ。ドンキ「ただの辛口ではなく、考えた上での激励」一体、どのような経緯でこのような回答をするに至ったのだろうか。8月1日、J-CASTニュースの取材にドン・キホーテ公式ツイッターアカウントの担当者は「特に深く考えず、ユーザー様とのコミュニケーションを深める為に思いつきではじめました」とそのきっかけについて明かす。ただ、フォロワーから寄せられるそれぞれの質問には「真面目に質問の意図を踏まえて」向き合っているそうで、回答は「基本的にはただの辛口ではなく、考えた上での激励」と真摯に取り組んだ「結果」だという。そのうえでネット上での「辛辣」との評価については「真意を汲み取っていただいた方に好意的に受け止めていただいているのではないでしょうか」と冷静に分析する。一方で、辛辣さが「面白い」と評価する声が多く寄せられていることについては、「それほど面白いことを言っている感覚もなく、真面目に答えているだけなので、正直困惑している部分はあります」と率直な感想を漏らした。最後に「#ドンキさん」の今後について聞いてみたところ、具体的な数字目標は特にないとしつつ、「こういうことをきっかけにドンキに興味を持ってくれて、遊びにきてくれたら嬉しいです」としており、来店につなげたい思いがあるようだ。
記事に戻る