ハリウッドデビューをめざし、お笑いコンビ「ピース」の活動を休止、テレビのレギュラーなど日本での仕事を終了しニューヨークに行ったはずだった綾部祐二さん(39)が、「まだ日本にいる」事が分かった。何もしていないため暇なのだという。ネット上では相方・又吉直樹さん(37)の処女小説「火花」が大ベストセラーとなり芥川賞を受賞するなどの活躍を目にし、思い付きでハリウッドを目指すと言ってしまっただけだとし、「ネタでしたって言っちゃえよw」と日本芸能界復帰を呼びかける声も出ている。「ヒマですよ。何にもしてないんだから」綾部さんは日本にいる、という情報はお笑いコンビ「品川庄司」の品川祐さん(45)のブログ、ツイッター、インスタグラムで2017年7月31日にもたらされた。「アメリカって遠いね」と題されたブログでは、「まだいる」と書き、居酒屋の座敷のような場所で食事をする綾部さんの写真をアップした。綾部さんは芸能人のオーラが感じられない姿だった。品川さんが、「さすがにヒマじゃないの?」と聞くと、「ヒマですよ。何にもしてないんだから」と答えたと書いている。さすがに英会話の勉強は始めたという。「8月中には本当に行くらしい。ガンバレ綾部」と書いている。綾部さんは16年秋にハリウッド進出を表明し、レギュラー番組降板など日本での活動に終止符を打った。17年4月からニューヨークに行くとされていて、実際に4月に渡米したのだが、間もなく帰国。6月ころから日本での目撃情報がネット上に出回ることとなった。品川さんが綾部さんの情報を公開したのはこれが初めてではなく、7月9日のブログでも、「なかなかビザが取れないんですよ~」と話す綾部さんの写真をアップしていた。8月1日放送の「5時に夢中!」(TOKYOMX)出演でも綾部さんの話題を取り上げ、「毎日10キロ近く走っているらしいですよ」と発言したため、今年の日本テレビ系「24時間テレビ」の100キロチャリティーランナーは綾部さんではないか、などといった噂にもなった。就労ビザを得たら精力的なプロモーションネット上ではニューヨーク行きは相方の又吉さんが作家として成功したことを目にし、勢いで言ったにすぎず、ビビっている状態なのではないか、などといった推測も出て、「ネタでしたって言っちゃえよw」「本音はもうアメリカじゃなく日本で今まで通りやりたーい!と思ってんだろーな」「アメリカ行き延期とかにしてまた日本で仕事すればいい。無理することない」などといったことが掲示板に書き込まれている。綾部さんはどうしてニューヨークに行かず日本にいるのか。J-CASTニュースが8月3日に吉本興業に取材したところ、担当者は、「行くのはもともと8月と聞いています。ビザを取るのに難航しているようなので9月に延びてもいいじゃないか、との進言はしています」という事だった。品川さんが事あるごとに「まだ日本にいる」と言っているのは「ネタ」なのだそうだ。既にニューヨークには居住場所を確保していて、ビザに関して吉本は関わっていないが、就労ビザを申請していることから時間がかかっているのだろうという。就労ビザのため、ゲットしたらすぐに精力的なプロモーション活動を始めると思う、と吉本の担当者は話している。
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