2024年 4月 20日 (土)

おじさんのFacebook「背景色」付き投稿 若者はウザがってますよ

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   Facebookには、文字だけの投稿に背景画像をつけて、飾り付けられる機能がある。

   特に「おじさん」層が好んで使う、ともいわれるこの機能について、実はいま、ネットで「自己主張強過ぎ」「鬱陶しい」などと批判的な声が上がっている。背景を、専門家に話を聞いた。

  • Facebookの投稿には背景色をつけることができる
    Facebookの投稿には背景色をつけることができる
  • Facebookの投稿には背景色をつけることができる

「自己主張強過ぎて疲れる」「悪目立ちするんだよね」

   Facebookでは少なくとも2016年12月頃から、文字のみでも背景画像をつけた投稿が可能になっている。デフォルトの白地を含め、全15色から選ぶことができ、中にはグラデーションの色使いのものもある。

   文字だけの投稿でも色で遊べる投稿が出来るようになったこともあり、自らの「格言風」の一言をデコレートする、あるいはちょっとした一言に色をつけて目立たせることで、ネタのように利用している投稿も見られる。

   一方で、この機能についてツイッターなどでは、

「facebook の文字投稿の背景色変える機能、自己主張強過ぎて疲れる。ウンザリ。」
「Facebookの背景色変更機能は鬱陶しくてしょうがないのでなくなってくれないだろうか。」
「Facebookの背景色、、、試しに使うならまだしも毎回使っている人の投稿。悪目立ちするんだよね。」

といった声も上がっているのだ。

   さらにこうした投稿に、「おじさんっぽい」と指摘する向きもある。たとえばインターネットメディア「kakeru」の2017年7月25日の座談会記事だ。おじさんがFacebookでやってしまいがちな投稿が分析されているのだが、その中で上述した「背景画像つきの文字の投稿を行う」は、2番目の具体例として挙げられている。記事内では20代の出席者から、

「おじさんってなんですぐFacebookのテキストに背景色つけちゃうんだろ...。そこ強調するとこじゃないでしょっていう。チラ裏感(チラシの裏)すごい。」

と、厳しい声が上がっている。

若者「真似をしてくるな」「下手なくせにやるなよ」

   なぜここまで風当たりが強いのか。ITジャーナリストの井上トシユキ氏に2017年8月2日に話を聞いた。井上氏は、

「比較的年齢の高い人はFacebook、若い人はLINEやインスタグラムを使っている傾向があって、住み分けがされています」

としたうえで、こうした投稿はインスタに代表される、若者的なネット利用の「真似」だと当の若い世代には映っていると指摘、

「おじさんたちが『若者の真似をしてくること』への揶揄をしているのでしょう。そして実際の投稿に慣れている様子がないことから、『下手なくせにやるなよ』という気持ちも若者にはあります。おそらくこの二つが若者たちの反発の背景なのではと思います」

と述べる。

   一方、投稿をする側の立場としては、

「『自分もやってみたいけど、どこでやったらいいかわからない』という気持ちもあったのだと思います。そこでFacebookに機能が実装され、やる場所が与えられた...という流れになっていて、いいタイミングなのでしょう」

と述べ、

「そういった行為は『リア充アピール』というより、むしろネット上で自由に書く開放感・楽しさを味わっていたり、単純な人生の記録、日記みたいな意味合いの方が強いと思います。場合によってはそういう投稿が出来ること、つまりは『時代に追いつけていないわけではないよ』ということを他者に対してアピールしながら、かつ自分自身もそれを確認しているという面もあると思います」

と語った。

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