深夜枠でスタートしながら人気を博したテレビアニメ「けものフレンズ」(テレビ東京系)が、2017年8月14日から再放送されている。夏休みの子供をねらっての再放送だが、ネット上では「小さな子供たちも楽しんでみている」などと評判は上々のようだ。「食い入るようにテレビをみている」けものフレンズ(以下、「けもフレ」)は、サファリパークに似た異世界「ジャパリパークのさばんなちほー」に紛れ込んでしまった記憶喪失の少女が、カバやトキ、ゾウなどの獣を擬人化した住人と出会い、冒険をするといった内容だ。放送は今年1月から3月まで毎週火曜日深夜1時35分からだった。全12話で、視聴率は最終回が最高の1.1%。とんでもなく高いというわけではなかったものの、ツイッター上やニコニコ動画では人気となった。再放送は月曜日から金曜日までの平日7時半から放送されている。J-CASTニュース編集部が8月18日にテレビ東京に対し、この時間帯での放送にした理由について取材すると、「夏休み期間中ということもあり、お子様にも楽しんでいただける時間帯に編成しました」と回答がきた。8月18日時点で5話まで放送された。子供たちにもウケている理由として、擬人化した動物が簡単な言葉で会話を交わしていることや、オープニングテーマで流れる曲で「ウェルカムようこそジャパリパーク」、「ドッタンバッタン大騒ぎ」などの歌詞が、「子供に戻った気分」「現実から忘れさせてくれる」など、があるようだ。ツイッター上では、子供がテレビでけもフレを見ている様子を親が投稿するツイートが散見される。「子供達は朝から再放送の『けものフレンズ』に夢中。動物の解説もあって勉強になるのね─息子『これ見て動物園で飼育員のお兄さん探すのも面白そうやな』─それマニアックやなぁw」「この時間の再放送大成功やで。この食いつきよう」「小学校低学年の娘が、食い入るように、けものフレンズを見ている...」などと子供が夢中になる様子が投稿されている。一方で、「昨日今日と子供たちは食い入るように見てくれたようだね つくづく11話が怖いですね~」「11話で子供泣いても知らんぞ...」などと懐疑的な声もあがっていた。11話とは、「セルリアン」と呼ばれる敵に、「サーバル」や「かばん」などの登場人物が攻撃を仕掛けるが、まさかの結末や普段のにぎやかなエンディングもいつもとは違う雰囲気となる。このことから「11話は子供にはよくないのではないか」と懸念する声がすでにあがっている。
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