松屋フーズ(東京都武蔵野市)の定番メニュー「ビビン丼」が、2017年8月中旬をもって終売(最終納品済)していたことがわかった。同社の広報担当者は終売の理由として、販売数の減少およびそれに伴う食材管理コスト増加の2点をあげた。ネット上では、「世界トップクラスの美味しさなのに」などと惜しむ声が広がっている。8月18日が最終納品日「ビビン丼」は2004年発売のロングセラー商品だ。ご飯の上に、豚肉、きんぴらごぼう、キムチ、半熟たまご、刻み海苔、青ネギをトッピング。コチジャンの風味が利いた甘辛タレが決め手となっている。並盛は税込450円、大盛りが同550円。松屋フーズは、8月14日ごろから同社ホームページで終売の予告を開始。18日が各店舗への最終納品となった。以降、売り切れ次第、終売となる。J-CASTニュース編集部の記者は22日、都内にある店舗を訪れたが、券売機からはすでに「姿」を消していた。店員に口頭で注文したところ、運良く在庫が1つだけあった。今後は、レギュラーで販売する「丼もの」は、「キムカル丼」と「ネギたっぷりネギ塩豚カルビ丼」の2商品となるという。試験販売し、その結果次第では...この「予告」を受け、ツイッター上では、「信じられない!世界トップクラスの美味しさなのに」「ワイの中で牛丼チェーン界の一つの歴史が終わるレベルの衝撃」など、にわかには信じられないとする声が続出。中には、「署名活動してでも再販させなければ」と、強い口調で終売の「撤回」を迫るユーザーもいた。前述の担当者は、具体的な時期は未定としつつ「現在、ビビン丼のブラッシュアップに向けて商品開発に取り組んでいます。今後は一部店舗で『新商品』を試験販売し、その結果次第では全国展開も予定しています」とも述べていた。