2024年 4月 27日 (土)

階段垂直マラソンで1610段を駆け上がる! 世界シリーズ本戦が大阪で

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   「階段垂直マラソン」の世界シリーズ戦「2017 Vertical World Circuit」の大阪大会「HARUKAS SKYRUN」が、大阪市阿倍野区の「あべのハルカス」で2017年11月12日に行われる。

   「階段垂直マラソン」とは、いかに速く高層ビルの頂上まで、階段で上りきることができるのかを競うスポーツの一種だ。欧米では「Vertical Marathon」「Tower running」などの名前で呼ばれ、レースが開催されている。

  • 高層ビルの階段を上りきるタイムを競う(画像はプレスリリースより)
    高層ビルの階段を上りきるタイムを競う(画像はプレスリリースより)
  • 高層ビルの階段を上りきるタイムを競う(画像はプレスリリースより)

地上1階から最上60階までのタイムを競う

   「あべのハルカス」は、地下5階、地上60階を有する、地上300メートルを誇る日本一の高層ビル。14年にオープンした。「あべのハルカス」をのぼるイベントは、成人式のイベントとしても14年から行われているが、これは新成人向けに「大人の階段をのぼる」ことをテーマに行うものでレースとは異なる。

   今回の「HARUKAS SKYRUN」では、地上1階から、展望台「ハルカス300」の最上階の地上60階をめざし、1610段の非常階段を駆け上がるタイムを競う。

   部門はマラソンなどで一定の成績を残しているエリートランナーの部や一般の部、企業対抗の部などに分かれており、北は北海道、南は福岡県から参加者が集う。最年長参加予定者は68歳だ。

   「HARUKAS SKYRUN」は、年に1回、世界主要都市の超高層ビルで09年から開催している大会「VERTICAL WORLD CIRCUIT」の一部だ。

   17年の「VERTICAL WORLD CIRCUIT」は、大阪以外にもドバイ、ロンドン、パリ、ニューヨーク、マニラ、北京、シドニー、上海、香港と、世界各地で全10戦を争う。このうち、大阪の「HARUKAS SKYRUN」は第9戦にあたる。

   「あべのハルカス」では、16年12月には日本で初めての世界戦としてエキシビションレースが行われたが、世界シリーズの本戦としては今回が初めての開催となる。今大会では、リオデジャネイロ五輪男子マラソンのカンボジア代表の猫ひろしさんがゲストランナーとして参加する。

   エリートランナーの部の優勝賞金は30万円で、昨16年のエキシビションレースでは男性が8分33秒、女性が10分12秒で優勝している。

   一般の部の優勝者は、17年12月3日に行われる「VERTICAL WORLD CIRCUIT」最終戦、香港大会の招待を受けることができる。

ドイツには42.195kmを階段で走破する大会も

   国内大会としては、「東京タワー階段競走」(2014年~)などが知られる他、1980年代には、東京都豊島区のサンシャイン60ビルで「サンシャイン60かけ登り大会」が行われていた。

   サンシャインシティの広報担当者は17年11月8日のJ-CASTニュースの取材に対し、同大会は1987年11月から97年11月まで行われていたと回答。サンシャイン60の1階から60階まで、1204段を上るレースだったが、多くのスタッフが必要となるなど運営上の負担が大きかったため、中止になったという。

   海外を見ると、米・ニューヨークのエンパイアステートビルで、1978年から現在に至るまで「EMPIRE STATE BUILDING RUN-UP」が開催されている。ドイツ・ハノーヴァーで2015年から行われている「階段マラソン世界選手権」(編集部訳)では、42.195kmを階段の上り下りで走破する。1位の選手でも完走に10時間ほどかかる、驚異的なレースだ。

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