2018年 10月 23日 (火)

北朝鮮の朝鮮中央通信が謎のイメチェン? 新登場の「ロゴ」が意味するのは...

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   米国のトランプ大統領を「老いぼれ狂人」などと激しい言葉で批難し続けている北朝鮮の朝鮮中央通信が、意外なところでひっそりと変化を見せている。これまでは写真の右端に単に「KCNA」と文字が入るだけだったクレジットが、ここ1か月ほどで謎のロゴマークに置き換わった。

   四角形の上半分が赤、下半分が青で、その中に扇のようなものが描かれている。一体何を表しているのか。

  • 2017年10月下旬から朝鮮中央通信の写真右下に登場したロゴ。日の出を念頭においているとみられる
    2017年10月下旬から朝鮮中央通信の写真右下に登場したロゴ。日の出を念頭においているとみられる

これまでは白文字で「KCNA」とあるだけだった

   北朝鮮の声明の発信の窓口になっているのが朝鮮中央通信をはじめとする国営メディアで、2017年11月11日には、トランプ大統領のアジア歴訪を「好戦狂の対決訪問、戦争商人の商売訪問」などと批判する外務省報道官の談話を配信したばかり。

   朝鮮中央通信のウェブサイトでは朝鮮語以外にも日本語、英語、中国語、ロシア語、スペイン語の計6か国語で記事を掲載。文字以外に写真や動画がつくこともある。これまで、写真や動画の右下には、朝鮮中央通信の英字での略語「KCNA」が白い文字で入っていた。これが10月下旬から「ロゴ」に変化した。ロゴの周辺にはハングルで「朝鮮中央通信」とあるのが読み取れるが、ロゴの形が何を意図しているのは必ずしも明らかではない。

国歌でも「朝は輝け この山河」

   J-CASTニュース編集部が主に東アジア地区のテレビやラジオを研究している「アジア放送研究会」に見解を聞いたところ、「的確な答えを持ち合わせているわけではない」としながらも、朝鮮中央放送など国営メディアでは「朝の鮮やかな国=朝鮮」といった表現が登場することがあるため、海から昇る朝日をイメージした図案ではないかと推測。コーポレートアイデンティティ(CI)のようなイメージ戦略の一環として「朝鮮」を印象づけることを狙っている可能性があるとの見方を示した。

   北朝鮮の国歌(愛国歌)の歌詞は「朝は輝け この山河」で始まり、1988年のソウル五輪で金蓮子(キム・ヨンジャ)さんが披露した公式ソングは「朝の国から」。南北かかわらず、日の出のイメージが重視されていることがうかがえる。

   なお、北朝鮮メディアでは、国際放送の「朝鮮の声」のウェブサイトや国営中央テレビが、平壌にある「チュチェ思想塔」の先端部分にある、たいまつをモチーフにしたロゴを採用している。たいまつが暗闇を照らすように、北朝鮮独自の思想を拡散していく狙いが込められているとみられる。

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