2024年 4月 20日 (土)

「伊勢ヶ浜親方の逆ギレ会見?!」 日馬富士引退で涙の入場も一転、記者の質問にイライラ

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   「最初の涙は何だったのか?」――横綱・日馬富士が会見を開いて引退を表明したが、同席した師匠・伊勢ヶ浜親方が良くも悪くも目立ってしまった。

   親方は涙を浮かべて入場。ハンカチで目元をぬぐい、声もどこか弱々しかった。だが、報道陣の質問に答え始めると、空気は一変した。

  • 横綱・日馬富士が引退表明(画像は伊勢ヶ浜部屋の公式HPから)
    横綱・日馬富士が引退表明(画像は伊勢ヶ浜部屋の公式HPから)
  • 横綱・日馬富士が引退表明(画像は伊勢ヶ浜部屋の公式HPから)

「私は全部筋道を通してきちんとやっていました」

   日馬富士は2017年11月29日に福岡で会見を開き、平幕・貴ノ岩への暴行問題の責任を取る形で引退を表明した。同席した伊勢ヶ浜親方は会場入場時から目を赤くしていた。引退届の提出などを報告する冒頭あいさつでは時折ハンカチで目元をぬぐった。言葉に詰まる場面もあった。「ただただ支えていただいたファンのみなさま、相撲協会の皆さまに心からお礼とお詫びを申し上げます。本当にすみませんでした」と、2人で頭を下げた。

   憔悴しきった親方だが、報道陣からの質疑にうつると様子が変わる。「師匠は公益財団法人(日本相撲協会)の理事でもある。今回の(暴行問題の)件、これまでの対応を振り返って、ご自身のことをどう評価するか」との質問には

「私ですか? 私は全部筋道を通してきちんとやっていました。それだけです」

と一言。続けて「対応が遅れたとの声もある」と問われると、返す刀で

「何の対応ですか? 私は(問題を)知ってすぐに謝罪しましたよ。電話でもしました。断られたこともありましたけど、そういったことはきちんとやりました」

と、強張った表情で返答した。

「同じ質問を繰り返さないでください」

   さらに、テレビ朝日系「報道ステーション」の富川悠太アナウンサーの質問では、より厳しい態度がみられた。日馬富士は横綱初土俵を踏むなど九州場所と縁が深く、「この九州場所で引退を決断することになった。どんな心境か」と問われると、「親方・奥様に大変可愛がっていただきました。九州は本当に大好きです。太宰府の神様も心から信じています」と答えたが、「九州で引退を決めたことについては?」ともう一度質問されると、口を開いたのは伊勢ヶ浜親方だった。

「決めたというか、そうなったんじゃないですか、それを今言っているんだから、その質問はちょっとおかしいんじゃないですか」

   富川アナは「東京五輪の2020年まで横綱を続けたい思いがあったと記憶している。今回引退することになってしまった。いろんな葛藤があったと思うが、細かく、どの段階で決意したのか」と別の質問。すると伊勢ヶ浜親方は呆れたような表情で

「それもさっき述べたじゃないですか。場所中に話しているわけですから。さっき述べたんだから。同じ質問を繰り返さないでください。もっとみなさん聞きたいことがあると思うので、同じような質問でなく、(富川アナが質問しようとすると)...代わってください。1人1つで。話をちゃんとしないといけないので」

と押しのけた。なおも富川アナが「今後も相撲に関わっていきたい思いはあるか」と問うたが、親方はひとつ溜め息をついて

「他の人の質問にして。今日引退したばかりだから、それは出ないでしょう」

と相手にしなかった。

「他で何か違う質問があったら言ってみたらどうでしょうか」

   まだ終わらない。別の記者が「横綱に」と言って「事件当日のこと、何があって、どういう経緯があったのか。また(会見中、日馬富士自身が述べていた)『これまでやっていなかった』という貴ノ岩への指導はどんな思いだったのか」と聞いたが、

「いいですか? 今の質問に対して。捜査が続いているのでそういったことには答えられないです。今の指導についても、さっきも述べていますので。質問が同じようになっていますので、もし他で何か違う質問があったら言ってみたらどうでしょうか」

と苛立ったように呼びかけた。会見が終わると、親方は礼をして足早に会場を去った。

   ツイッター上では親方のこうした態度に

「日馬富士の引退会見ってより伊勢ケ浜親方の逆ギレ会見であった、、、、」
「会見の伊勢ケ浜の言い草見てたら、貴乃花キレて当然だわ」
「伊勢ケ浜親方の態度が悪い。最初の涙は何だったのか?」
「日馬富士引退会見の伊勢ケ浜親方の対応悪くねーか」

と違和感の声が続々。ただ、

「同じような質問をしつこく繰り返す記者を制する伊勢ケ浜親方、素敵」
「伊勢ケ浜親方、お気持ちはわかりますが、質問が似ていても被っても何度でも何度でも応えさせてあげてください」
「伊勢ケ浜親方、納得いってなさそうやった」

と皮肉とも理解ともつかぬ声も出ていた。

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