大トロいわし、つまらん餅、生姜きんぴら・・・ 和食の日、工夫の新食品やアイデア道具続々

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   11月24日は何の日だったか、知っていましたか。

   食品や観光企業、料理、食育団体、自治体などで作る日本和食文化会議が2013年に制定した「和食の日」だ。「いい日本食」の語呂合わせで選んだ直後の同年12月、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録され、にわかに脚光を浴びることになった。関連で2017年11月20日から22日まで東京ビッグサイトで開かれた「和食産業展2017」には80余の企業・団体が出展した。

  • 「和食産業展2017」(公式ホームページより)
    「和食産業展2017」(公式ホームページより)

高齢者も安心して食べられる

   和食は小規模生産、地域限定が中心で、全国的にはこれからという商品が多い。珍しい食品の1つは、池下産業 (北海道・広尾町) の「大トロいわし」。通常の1.5倍以上の大型で、産卵前の脂肪豊富な、9、10月にとれる数千匹のなかの 1匹という希少価値のあるイワシを急速冷凍した。刺し身用に流通を整備、来年からの販売を予定している。

   喉に「つまらん餅」は、ことことキッチン (岐阜県関市) のアイデア食品。介護現場では餅は危険食品だが、高齢者は雑煮やぜんざいが好きだ。そこで餅に里芋を混ぜ込んだ。高齢者や小さな子どもにも出せる。給食・介護施設向けに売り出す準備中だ。

   「高原生姜」は気候と無農薬栽培、有機肥料のせいか、繊維分の少ないジャガイモに似た食感の生姜だ。従来の生姜と違い、てんぷら、つくだに、きんぴらなどさまざまな使い方ができる。株式会社・神石高原 (広島県神石高原町) はパウダー、生姜シロップなどの商品を出し、近くきんぴらも商品化する。

    珍しい道具もある。明 (あかし) 電光 (新潟市) の「氷器製造機」は、刺し身などを盛りつける氷製の器を作る。2時間ほど溶けない。何年か前から販売中で寿司屋、料亭などに広がっている。わさび専用のおろし板「鋼鮫 (はがねざめ) 」はわさびの老舗・山本食品 (静岡県三島市) の開発品。「家ですりおろしたが美味しくなかった」との声から、おろし板が重要とわかった。「わさび」のひらがな文字を一面に配置したのが一番良かったとの話に驚く。

(医療ジャーナリスト・田辺功)

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