1964年東京五輪を機に、東京を毎晩照らす
――2020年の東京五輪は1964年に次いで2回目ですね。
澤田「1964年の1回目の東京五輪では、日比谷通りを聖火ランナーが走っていて。それと東京タワーが一緒に写っている写真があるんです。すごくいい写真で。2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、マラソン競技で日比谷通りの増上寺付近が折り返し地点になるという話もありますよね。増上寺の境内から見る東京タワーの姿は、外国人の方にも人気なので、日本らしい美しい風景として世界に広がっていくと嬉しいですね。
前回の東京オリンピックの時は、東京もまだ観光地が少なかったですし、世界のオリンピック選手たちがオフの時に結構見学に来てくれたみたいです。2020年も同様に、選手はもちろん、世界中のお客様をお迎えしたいですね。
ちなみに当時の東京タワーは、淵の部分だけを点々と光らせるイルミネーションを、日曜・祝日前夜限定で点灯していたのですが、前回のオリンピック期間中に、初めてイルミネーションの連夜点灯を実施したんです。それが好評だったので、翌年のクリスマスイヴから連夜点灯がスタートしました。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの時も、皆様の心に残る特別なライトアップを点灯できると良いですね」
――還暦を迎えるにあたっての抱負をお願いします。
澤田「2018年の開業60周年、2020年の東京オリンピック・パラリンピックは確かにひとつのポイントではありますが、その後も50年、100年と、東京のランドマークとして愛され続けることが大切だと思います。今回の展望台リニューアル工事は、その為の工事でもあるのです。還暦の年。新しく生まれ変わる東京タワーに、ぜひ遊びにいらしてください」