2018年 12月 19日 (水)

流行りそうな「疲労回復ジム」って何? プログラム考案の女性インストラクターに聞く【どうなる2018年<5>】

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   2018年に流行りそうな「もの・サービス」を予想する「日経トレンディ」(17年12月号)の「ヒット予測ベスト20」で「疲労回復ジム」という、あまり聞きなれない項目が3位に入った。

   ジムと聞くと、ベンチプレスを使って筋力トレーニングをしたり、ランニングマシンで汗を流したり――そんなイメージが強いが、いったい何をする場所なのか。2017年、東京・千駄ヶ谷にオープンした、「疲労回復専用ジム」を掲げた「ZERO GYM」(ゼロ・ジム)で、プログラムディレクターとインストラクターを務める松尾伊津香さん(30)に話を聞いた。

  • スタッフと打ち合わせをする松尾伊津香さん
    スタッフと打ち合わせをする松尾伊津香さん

頭・脳と体の疲労をリセット

――「疲労回復ジム」とは、何をする場所なのですか?運動をするのか、休息するのか......

松尾    ビジネスパーソンの頭・脳と体の疲労をリセットしよう、というコンセプトで独自のメソッドのプログラムを行うために立ち上げたジムです。ごく簡単に言うと、ストレッチと(機器は使わず、自分の体重を生かした)自重トレーニングで血流を良くしたうえで、瞑想・マインドフルネスによって思考を止めて脳の緊張を緩めていきます。そして最後に、マットの上で仰向けになり、「最高の脱力」を味わって頂きます。

   瞑想・マインドフルネスの前にうっすらと汗をかく程度の運動をすることで体に意識を集中させ、思考が止まりやすい状態を作ります。そうすることでその後の瞑想やマインドフルネスも深まりやすく、最後の「脱力」につなげていくことができます。

   1回計75分のプログラムを終えた後には、頭の中の余計なことや疲れを「ゼロ」にして欲しい、そんな想いも込めて「ZERO GYM」という名前になっています。

――誕生のきっかけは?

松尾    実はジムを運営するビジネスライフという会社は、ビジネス書出版などを手掛けるクロスメディア・パブリッシングという出版社のグループ会社なんです。ビジネス書の世界で話題となっている(瞑想などを取り入れた)マインドフルネスを、現実の場でも実践できるジムを作れないかと、心理学や精神医学を学び、ヨガ・インストラクターとしても活動してきた私にご相談を頂いた、というのが経緯です。

   それが16年8月のことで、それから独自のプログラムを考案して17年6月に1号店をオープンさせました。それまでにもマインドフルネスや瞑想などを行える場所を提供されていたところはあったと思いますが、「疲労回復専用ジム」と銘打ったジムは私たちが初めてだと思います。

気持ちよくて途中で寝てしまう人も

――2017年にオープンしてからの利用者の反応は?

松尾    スタートの6月から100人以上の利用を頂き、翌7月も100人以上で、以降も順調です。概ね男女半々で、30代や40代の方が多いです。立ち上げ当初にスタッフが予想していた以上に多くの反響をいただき、とても驚いています。

   最近では、書籍や雑誌でマインドフルネスに注目が集まるなど、頭・脳の疲れを何とかしたい、というニーズが広くあることが背景にあるのでは、と考えています。

   実際に通われているお客様からは様々なお声をいただいております。具体的には、姿勢が良くなり体調も良い、疲れがとれた、目覚めも良く睡眠の質が上がった気がする、などです。

   もちろん、効果がなかなか分かりづらいと感じるお客様もいらっしゃいます。これが現在の弊社の課題で、疲労回復を目に見える形でわかりやすく、例えば数値化するなど、お客様ご自身で疲労やストレスを自己管理できるような環境を整えていきたいと思っています。2018年には自律神経や脈拍を図ることで疲労度合いをチェックできる端末を導入する予定です。

   クラスは完全男女別各回最大6人までのセミパーソナルレッスンです。1人か2人は途中で寝てしまう、ということも珍しくありません。体験取材にきていただいた際に寝てしまった記者の方もいらっしゃいました(笑)。また、寝てしまわれないまでも、終わったあと、「頭がぼーっとしている」方も多いですが、これは副交感神経が優位になり、脳がリラックスして緩んでいる状態です。

――2018年に向けた課題や展望は?

松尾    先ほどお話しした通り、疲労度合いやその回復効果を「数値化」して、お客様に目で見てご実感いただけるようしたいと思っています。

   ご自身の仕事のパフォーマンスを上げたり、休日に頭の中を仕事のストレスから解放したりしていただくために、もっと多くの方に「疲労回復ジム」の魅力を知っていただきたいと思っています。2018年中には2店舗目もオープンできればと思っています。

   他にも、地方出張のような形で、ジムにお越しいただくことが難しい遠方の方にも、この疲労回復プログラムを届けていきたいと思っています。

   松尾伊津香氏プロフィール

まつお・いつか 1987年生まれ。関西学院大学の文学部総合心理科学科卒。アメリカ留学でヨガ哲学などを学び、帰国後、銀座でヨガ・インストラクターとして勤務。日本ヨーガ瞑想協会登録講師、ダイエット・トレーナー。女性専用ダイエット専用ジムの店長などを経て、「ZERO GYM」でプログラムディレクターに就任。著書に『一生太らない魔法の食欲鎮静術』(クロスメディア・パブリッシング)。


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