2018年 12月 10日 (月)

クラブ「青山蜂」摘発、音楽関係者に広がる反発の声 「国は何がしたいんだ」「不条理他ならない」

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   東京都渋谷区の老舗クラブ「青山蜂(あおやまはち)」が風俗営業法違反(無許可営業)の疑いで摘発された一件を受け、多くのミュージシャンや音楽関係者がツイッターでさまざまな思いを発信している。

   ロックバンド「クラムボン」のミトさんは、今回の摘発について「どう考えても納得できるものではありません」と投稿。また、音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」のコムアイさんは、「きれいなところから面白い文化はうまれない!」との思いをつづっている。

  • 老舗クラブ摘発に広がる波紋(画像はイメージ)
    老舗クラブ摘発に広がる波紋(画像はイメージ)

風営法改正後初の摘発

   警視庁は2018年1月29日、東京都公安委員会の許可を得ないまま、深夜に音楽を流して客を踊らせるクラブの深夜営業を行ったとして、「青山蜂」の経営者ら3人を風営法違反の容疑で逮捕したなどと発表した。

   クラブの深夜営業は2015年の風営法改正で、繁華街など限られた地域にある店舗が、都道府県の公安委員会に「特定遊興飲食店」として許可を得た場合にのみ認められるようになった。なお、それまではクラブの深夜営業は原則として違法だった。

   朝日新聞などの報道によれば、風営法改正後の摘発は今回が初めて。青山蜂は深夜営業が認められる地域に入っておらず、無許可のまま深夜営業を続けていた。また、店のすぐ近くには青山学院高等部の校舎もあり、近隣の町内会からは騒音などで苦情が出ていたという。

   今回の摘発を受けて、ラッパーのZeebraさんが会長を務める「クラブとクラブカルチャーを守る会(CCCC)」は18年1月29日、公式サイト上に声明文を掲載。「非常に残念に思っております」とした。

   CCCCの声明では、クラブが深夜営業の許可を得た上で、地域と協力して営業していくことが「非常に大切なことであると考えています」ともコメント。ただ一方で、深夜営業の許可を得られる地域が限られているとして、

「店舗の中には、特定遊興飲食店営業の許可を得たくても取得できない店舗も出てきていると聞いています。このような店舗は、特定遊興飲食店営業の許可を取得し、警察の指導を受けながら健全な営業を目指したいと考えているにもかかわらず、それが叶わない状況に置かれております」

と現状を憂いた。続けて、「より広い地域で特定遊興飲食店営業を営むことができる環境が整備されていくことを願っております」とも訴えている。

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