NTTドコモは2018年2月19日、25歳以下のスマホ利用者に毎月無料で提携企業の商品を提供するキャンペーン「ハピチャン」を開始すると発表した。3月はマクドナルドの「グランベーコンチーズ」1個、4月はローソンの「プレミアムロールケーキ」2個だという。既に競合他社は類似のサービスを提供しており、「docomoユーザー喜べ」との声が続出。一方、他社にない「年齢制限」の存在に「何故25歳以下なのか...」との声も上がった。他社に続いて...「どうして携帯会社から」「ハンバーガーをプレゼントされるのか」「では皆さんはもらいに行かないと?」「ぜったい行きます!」ドコモの新テレビCM「ハピチャン」編(2018年2月26日公開)で、アイドルグループ「欅坂46」のメンバーと俳優・綾野剛さんはそんな会話を交わす。18年3月、同社は新キャンペーン「ハピチャン」で25歳以下のスマホ利用者にマックの「グランベーコンチーズ」を無料で提供する。競合他社はドコモに先んじて類似のサービスを始めていた。KDDIは17年7月から、毎月3、13、23日限定でマックなどの電子ギフトを利用できる「三太郎の日」を続けている。ソフトバンクは16年10月と18年2月、毎週金曜限定で吉野家の牛丼並盛が1杯無料となる「SUPERFRIDAY」を実施した。ドコモでは上記2社と違い、キャンペーン期間中に日時を問わず無料クーポンをもらい、加盟店の店先で利用できるようにした。ドコモがこうして後に続いたことに、ツイッターなどインターネット上では「ついにdocomoにもハピチャンという特典プレゼントキャンペーンが出来たのでdocomoユーザー喜べ」「docomoユーザーの皆様、やっと、この日が来ました!!!」と歓喜の声が続出。ただ、対象年齢の設定も他社にない点であるため、ネットでは「docomoユーザーならハンバーガー貰える!と聞いて喜んだら25歳以下だけ」「何故25歳以下なのか...auからdocomoに乗り換えたばかりだけど...再乗り換え検討かな」と落胆の声も広がっている。「お客様それぞれに都合の良い日がある」18年2月20日のJ-CASTニュースの取材に、NTTドコモの広報担当者は「ハピチャン」の対象年齢を「25歳以下」にした理由を「新生活を始める方を応援するキャンペーンにしたい」と話した。実際、同社は17年12月27日に25歳以下を対象とする学生向け料金サービス「ドコモの学割」をスタート。今回の「ハピチャン」でも同世代にターゲットをしぼる。「若年層を中心に(無料クーポンの)要望をいただいた」という。ただ無料クーポンをめぐっては、ソフトバンクの「SUPERFRIDAY」で18年2月、提携先の「吉野家」にユーザーが殺到。吉野家が公式サイトに謝罪文を掲載するなど、トラブルも起きた。担当者はこの一件を認識しているとした上で、期間中にいつでもクーポンを利用できる仕組みについて「お客様それぞれに都合の良い日がある。日時をかためてしまうと、キャンペーンを利用できなくなる恐れがあると考えた」とコメント。「テレビCMやウェブ、SNSを中心」とした周知に力を入れるという。
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