2024年 4月 19日 (金)

国会は「西田劇場」の「勧善懲悪」が席捲 自民個性派議員らが次々に官僚「斬る」

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   西田劇場。そんな声も上がったのは、2018年4月9日の参院決算委員会の質疑だ。

   「国会の大砲」「西田無双」「銀狼」――そんなキャッチフレーズでおなじみの(上記、いずれも安倍晋三首相のツイートより)西田昌司参院議員。この日の出で立ちは明るいグレーのスーツに水色のクレリックシャツ、黄色のネクタイ、クリーム色のポケットチーフ。タイピンを高めの位置につけてネクタイを浮かせる、伊達な「貴乃花スタイル」である。

  • 9日の西田議員の質問。参院インターネット中継より
    9日の西田議員の質問。参院インターネット中継より
  • 9日の西田議員の質問。参院インターネット中継より

太田理財局長を「一喝」、首相にも「苦言」

   「NHKの報道っていうのは真実なんですか。財務大臣、お答えください」――書類を片手に西田氏が問うと、麻生太郎財務相に代わって回答に立った太田充理財局長、NHKがスクープした財務省から学校法人・森友学園への「口裏合わせ」問題を初めて認め、

「(口裏合わせを求めたことは)間違いなく誤った対応でございます。たいへん恥ずかしいことでございますし、たいへん申し訳ないことでございます。深くお詫びを申し上げます」

と深々頭を下げる。

「また驚いたこと言いましたなぁ」

   関西弁で応じつつ、ゆるりと立ち上がる西田氏、「バカか!本当に......。何考えてるんですか」と、太田氏を厳しく「一喝」する。

「国会ですよ、ここは。国権の最高機関が、国民の代表が聞いてるんだよ!」

   太田氏はますます恐縮した様子で、「たいへん、たいへん恥ずかしく、たいへん申し訳ない、委員(西田氏)に何を言われても仰る通り、申し訳ありませんとしか申し上げようがないことでございます」。

   「いや本当に呆れました。私もここまで、国家公務員のモラルが落ちてるのかと思うとね、ぞっとしますよ」――ネクタイを軽く整えながら、西田氏は安倍晋三首相に「総理がしっかりリーダーシップを持って」官僚を訓示・指導するよう求めるとともに、「奥さま(昭恵夫人)」に対しても、「身を律していくという姿勢をぜひ国民に示していただきたい」と「苦言」を呈する。応じる形で首相も、「しっかりと、膿を出し切ることが大切であろうと考えております」と、力強く宣言する――。

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