2018年 11月 18日 (日)

金正恩がノーベル平和賞「本命」?! 英ブックメーカー、文在寅とともに1番人気に

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   北朝鮮の金正恩委員長が、英ブックメーカーの予想で2018年のノーベル平和賞の「本命」に躍り出て、驚きの声が上がっている。

   金氏とともに、2018年4月27日の南北首脳会談を「成功」させた韓国・文在寅大統領も、1番人気になっている。

  • まさかの共同受賞も?(画面は韓国・アリランテレビから)
    まさかの共同受賞も?(画面は韓国・アリランテレビから)
  • 英コーラルより。共同受賞が「本命」となっている
    英コーラルより。共同受賞が「本命」となっている

オッズなんと「1.7倍」、対抗トランプを引き離す

   英国の「3大ブックメーカー」のひとつ、コーラルではウェブ上で、2018年のノーベル平和賞を予想する賭けを実施している。日本時間28日15時現在、その1番人気となっているのが、「金正恩氏と文在寅氏」で、オッズはなんと1.7倍(4/6)、ガチガチの大本命だ。2番人気のドナルド・トランプ米大統領、難民の保護などを手掛ける国連難民高等弁務官事務所(ともに11倍)を大きく引き離している。金氏がもし受賞者になれば、北朝鮮史上初となる。

   これらの話は、今に始まったことではない。韓国では3月、朝鮮半島情勢の好転に貢献したとして、文在寅氏、さらにトランプ氏と金正恩氏をノーベル平和賞候補に推そう、という機運が高まった。大韓弁護士協会などが中心となって推進委員会を立ち上げようとしたのだが、韓国内で物議をかもし、大統領府も「こうした動きは望ましくない」とする声明を出したこともあり、いったんは頓挫(とんざ)した。

   しかし、70年近くに渡り「戦争」状態が続く半島の緊張緩和は、十分な「成果」だ。その栄誉を受けるのが文在寅氏なのか、トランプ氏なのか、金正恩氏なのか、はたまた共同受賞か、については論者によって違いはあるものの、実現すれば「ノーベル賞モノ」という主張は、日本国外では珍しくない。

米政界、メディアからは、トランプも推す声

   たとえば米共和党の大物、リンゼー・グラム上院議員は現地時間27日、米FOXニュースで「半島の非核化」に成功したならば、トランプ氏は「ノーベル平和賞に値する」との見方を示した。米ブルームバーグも同27日、「トランプと金正恩のノーベル賞受賞は『ジョーク』ではない」と題したコラムを掲載した。

「平和は壊れやすい。と同時に、リーダーにとっては究極の成果だ。それを達成できたなら、誰であれ『英雄』なのだ」

と、たとえ独裁者や問題ある人物であったとしても、半島の平和を本当に実現できたのなら「受賞」に値する、と主張している。

   韓国のニュースサイト「SINGLE LIST」ではこうした内外の動きを取り上げ、文在寅氏を中心に、トランプ氏、金正恩氏が候補として上がっているとして、ネット上の「ノーベル平和賞予約完了」「期待する」といった書き込みを紹介している。

   朝鮮半島情勢をめぐっては2000年、この年に初となる南北首脳会談を実現させた金大中大統領(当時)が平和賞を受賞している。しかしその後、情勢は再び緊迫化し、関係改善の動きは挫折に終わった。

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