2024年 4月 27日 (土)

AKB総選挙に異変 速報で「大転落」「急上昇」組も

   恒例のAKB48グループの選抜総選挙(2018年6月16日開票)の中間集計にあたる「速報」が5月30日夜に発表され、新潟・NGT48の荻野由佳さん(19)が速報ベースでは2年連続で1位スタートを切った。2位にはSKE48の松井珠理奈さん(21)が入り、3位にはHKT48の宮脇咲良さん(20)が続いた。

   この3人は当初から上位スタートが想定されていたが、17年は100位圏内に入らなかったメンバーが暫定「神セブン」入りしたり、逆に17年の最終結果で8位に入ったメンバーが120位圏外になったりする番狂わせも相次いだ。

  • SKE48の惣田紗莉渚(そうだ・さりな)さん。2017年の最終結果は8位だった。120位圏外からの大逆転はあるのか(2017年6月撮影)
    SKE48の惣田紗莉渚(そうだ・さりな)さん。2017年の最終結果は8位だった。120位圏外からの大逆転はあるのか(2017年6月撮影)
  • 「消えた」の見出しに悲痛な訴えだ
    「消えた」の見出しに悲痛な訴えだ
  • SKE48の惣田紗莉渚(そうだ・さりな)さん。2017年の最終結果は8位だった。120位圏外からの大逆転はあるのか(2017年6月撮影)
  • 「消えた」の見出しに悲痛な訴えだ

スロースターター・宮脇が上位との差を詰める

   上位3人の得票数は、それぞれ5万9531、3万8943、3万2614。荻野さんは17年の速報でも過去最多得票を記録したが、さらに8.1%積み増した。松井さんは票数を12.4%伸ばしたものの、順位は2位で横ばい。宮脇さんは速報ではスロースターターとして知られ、17年は8位だったが、54.2%増やして上位との差を詰めた。

   速報では上位120位まで発表され、ダークホースの筆頭だと言えそうなのがNGT48の太野彩香さん(20)。100位まで順位が発表されていた17年は速報89位、最終結果は圏外だったが、いきなり1万7332票を得て7位にランクインした。本人も、この順位は全く予想外だったようで、31日未明に出演した「AKB48のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、

「かとみな(加藤美南さん=19)が9位で呼ばれてキャーキャー言ってる間に、いつの間にか自分の名前が呼ばれて...」
「涙も出たんだけど震えが止まらなくて...。立ち上がれなかった、5秒ぐらい。でも、おぎゆかが抱き着いてきてくれたから、すごい嬉しかった」

などと振り返った。

   続く8位にはHKT48の矢吹奈子さん(16)が入った。17年は速報48位、最終結果37位で、大幅にジャンプアップ。矢吹さんは指原莉乃さん(25)の握手会をきっかけにHKT48のオーディションに応募して合格したという経緯があり、一部で指原さんの「秘蔵っ子」との評もある。そのため、18年は不出馬だった指原さんのファンが持っている、いわゆる「指原票」が、宮脇さん、矢吹さん、17位に入ったHKT・田中美久さん(16)らに分散したという見方が出ている。

SKE惣田紗莉渚、「消えた」の見出しに悲痛「消さないでください...」

   半面、大幅に順位を落としたのがSKE48の惣田紗莉渚(そうだ・さりな)さん(25)。AKBグループや宝塚のオーディションに落ち続け、13年の「ドラフト会議」でSKEに指名されてデビューを果たした苦労人で、名門・東京学芸大付属高校から青山学院大学に進学した才媛でもある。握手対応が好評で、17年は速報62位、最終結果8位だった。そこからの120位圏外への転落だ。

   原因ははっきりしないが、オールナイトニッポンにゲスト出演していたトレンディエンジェル・たかしさん(32)は、

「おかしいのよ、だから。ファンの人が作戦取って、今は死んだふりしているんじゃないか。爆発させるんじゃないの?」

と、「死んだふり」説を提唱。荻野さんが

「そうだと思います」

と同意する一方で、加藤さんは

「本人にはつらいですよね...」

と、惣田さんの心情を思いやっていた。

   惣田さん本人の反応も悲痛だ。ニュースサイトのモデルプレスが惣田さんについて「『消えた』とざわつく」の見出しをつけた記事を配信すると、ツイッターで泣き顔の顔文字つきで「消さないでください...」と反応。その後、見出しが「圏外で波乱」に変更されると、

「再投稿してくださっている...! ありがとうございます 消えたくない...!です」

と気を取り直していた。

   J-CASTニュースでは、3月29日に掲載した「神セブン」順位予想で、惣田さんは最終結果で6位に入ると予測。惣田さんは選抜総選挙の結果で歌唱メンバーが決まるAKB48の楽曲「#好きなんだ」(17年8月発売)以降、AKB48の表題曲には選ばれておらず、不遇ぶりにファンが奮起する可能性があるとみている。

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