アルファクラブ武蔵野(さいたま市大宮区)の葬祭事業「さがみ典礼」の新イメージキャラクターにザ・ドリフターズの加藤茶さん(75)が選ばれた。2018年6月6日から加藤さんが出演する新テレビCMの放送が始まっている。左とん平さんを意識したもの?新しいテレビCMは「居酒屋」編と「音楽スタジオ」編の2種類。「居酒屋」編は、仲間とご葬儀後に訪れた居酒屋での語らいをテーマにしたとのこと。CM内で、「先輩らしい良い葬儀だったね」「情が厚くて、涙もろくて、話し好きで、話しだすと止まんなくてさ」「もっと色んな話聞きたかったな」という加藤さんのセリフがあり、ネット上では、「加藤茶の先輩とは左とん平を意識したもの?」「カトちゃんが左とん平さんのこと偲んでるんですね」と前任のイメージキャラクターで18年に亡くなった俳優の左とん平さんを台詞から想起させる人もいた。加藤さんと生前の左さん、12年に亡くなったタレントの小野ヤスシさんは「3兄弟」と呼ばれるほどの親しさで、加藤さんは左さんのお別れの会で弔辞も読み上げるなど親交が深かった。もう一つの「音楽スタジオ」編は、加藤さんのルーツとも言える音楽スタジオがテーマとなっており、こちらは、「ここに来ると先輩たちを思い出す。みんなには本当、世話になったなあ」とのセリフから始まり、「だけど1人、また1人と少なくなって...寂しくなるなあ」とスネアドラムをポンと1つ叩くというものだ。J-CASTニュースは2018年6月7日にアルファクラブ武蔵野の総務部の担当者に取材を行った。加藤さんがイメージキャラクターに採用された理由について聞くと、「生前の左さんとの交友から選出さていただきました」との返答があった。また、ネット上にあった「居酒屋」編での加藤さんのセリフは左さんを意識したものかについても、「左さんや(既に鬼籍に入られている)加藤さんの旧友を意識したもの」と、イメージキャラクターを長らく務めた左とん平さんへの思いがあってのキャスティングとセリフであったことがうかがえる。これら新テレビCMにツイッターでは、「長く続けばいいな」「近いうちに本当にさがみ典礼のお世話にならなきゃいいけど...」など75歳になる加藤さんを心配する声があったほか、「さがみ典礼が加藤茶さんになっててびっくり」など驚きのコメントも寄せられていた。
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