2024年 3月 19日 (火)

部下の残業「月100時間以上」を過少申告 小学校教頭が勝手に改ざん

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   福井市立小学校の30代男性教諭が月100時間以上の残業を申告したところ、教頭が過少に改ざんしていたことが、市教委へのJ-CASTニュースの取材で分かった。

   市教委は、この教頭を口頭で厳重注意するというが、文書改ざんという重大な案件だけに懲戒処分を求める声も出ている。

  • 先生の仕事は多すぎる?(写真はイメージ)
    先生の仕事は多すぎる?(写真はイメージ)
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男性教諭が記録を改めて確認し、改ざんに気付く

   出退勤記録については、教員がパソコンを使って表のソフトに記入し、教頭を通して市教委に毎月報告することになっている。

   市教委の学校教育課が2018年6月19日までに校長から聞いたところでは、男性教諭は、5月分について、国の過労死ラインの目安である月100時間を超えて残業を申告した。地域の体育祭などの学校行事が多く、準備などで忙しかったという。

   ところが、この申告を見た教頭は、本人の了解なしに、100時間を少し下回るよう書き換えて、過少に市教委に報告した。理由はまだはっきりしないという。男性教諭が記録を改めて確認して改ざんに気付き、今回の事態が発覚した。

   男性教諭は、月100時間近くの残業をすることが多かったというが、100時間超えは18年度では初めて。市教委が校長に勤務状況を聴いたところ、この男性教諭に偏って仕事をしてもらっていることはないという。

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