2018年 9月 26日 (水)

「ハリルの二の舞になりそう」 新監督にクリンスマン説へ懸念

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   ベルギーに敗れてロシア・ワールドカップ(W杯)から敗退したサッカー日本代表の新監督として、ドイツ人のユルゲン・クリンスマン氏(53)の名前が浮上し、話題を集めている。

   前ドイツ代表監督として06年W杯で3位に入るなど経験豊富。インターネット上では「若手重視」との評価もある一方、バヒド・ハリルホジッチ氏の「二の舞」をおそれる声もある。

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世代交代に苦心し、W杯で3位

   2018年7月4日のスポーツニッポンは、西野朗監督の後任としてクリンスマン氏の就任が「決定的」だと報じた。日本サッカー協会(JFA)は交渉を本格化させており、同氏は年俸200万ユーロ(約2億6000万円)での就任に前向きな姿勢だという。早ければ「20日の技術委員会を経て内定する運び」と時期にまで言及している。

   同日のデイリースポーツは、西野監督続投案と外国人監督招聘案の2つが協会内にあるとし、後者の最上位にクリンスマン氏の名前があると報じた。

   クリンスマン氏は現役時代、FWとしてインテル(イタリア)やバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)などでプレー。ドイツ代表として1990年イタリアW杯で優勝している。

   引退後は、ドイツ代表監督として自国開催の2006年W杯で3位。米国代表監督としても14年ブラジルW杯でベスト16に導いた実績がある。

   06年は「若手重視」の選考で注目された。フィリップ・ラーム(当時22)、バスティアン・シュヴァインシュタイガー(当時21)、ペア・メルテザッカー(当時21)、さらに現在ヴィッセル神戸のルーカス・ポドルスキ(当時21)らを続々と起用。02年日韓W杯で準優勝したチームから主力の多くが抜ける中、世代交代を進めた形だ。ドイツ大会前は苦戦が続き、批判もあったが、最終的に3位に入って驚かせた。

   日本代表は14年から18年W杯にかけて主力がほとんど変わらず、30代のメンバーも多かった。すでに本田圭佑(32)はW杯を目指さない考えを表明し、長谷部誠(34)は代表引退を表明。今後は世代交代が急務のため、その実績から、

「クリンスマンは独でも米でも若手に切り替えて低迷チームを躍進させてるからな。世代交代期にある日本代表には丁度良い監督」
「北京(五輪)世代引退で一気に弱体化する日本代表を作り直すには最適かもしれない」

といった声がインターネット掲示板にあがっている。

「レーヴがいたからよかっただけ」?

   一方で「レーヴがいたからよかっただけで個人としては無能だろ」などという声も漏れる。ドイツ代表監督時代は、現在の監督であるヨアヒム・レーヴ氏をコーチに招き、戦術のブレーンとして重用。クリンスマン氏自身はモチベーターとしての側面が強かったともされ、手腕が未知数なところもある。

   選手との距離の問題もある。クリンスマン氏はドイツ代表監督時代から米国に在住しており、監督業は通いだった。前任のバヒド・ハリルホジッチ氏も、居を構えていたのはフランス。最終的に田嶋幸三JFA会長は「選手とのコミュニケーション不足」を理由に、W杯2か月前の電撃解任に踏み切った。

   監督候補として時折期待の声があがるドラガン・ストイコビッチ氏などと違って、クリンスマン氏はもともと日本とのゆかりも薄く、Jリーグの事情にも明るくなさそうだ。まだ就任は決まってもいないので考えすぎではあるのだが、「ハリルの失敗と同じ二の舞になりそう」といった声も出ている。

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