やっぱり平成内決着か――2019年の天皇陛下の生前退位、改元という節目を控え、オウム死刑囚の死刑執行は「平成のうちに」「2018年のうちに」との見立ては広がっていた。中には「6月執行説」も流れていた。2018年7月6日、元教組・麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚らの死刑が執行された。「6月執行説」もあった「麻原死刑囚の執行が行われたのは、やっぱり平成が終わるからか」 「やっぱりやるのか。元号が変わる前に執行されるとは思ったが。今なのか」6日朝に麻原死刑囚らの死刑執行が報じられると、ツイッターには、こうした「やっぱり」という反応が続々と寄せられた。2019年5月改元のスケジュールに向けて様々な準備が進む中、18年中のオウム死刑囚の執行は「規定路線」との指摘は以前から出ていた。3月にオウム死刑囚の7人が東京拘置所から別の拘置所へ移送されると、「いよいよ執行は近いのか」との反応が高まった。さらには「6月執行説」も浮かび、5月28日には、NEWSポストセブン(ネット版)が「麻原らオウム確定死刑囚『6月執行説』の根拠と上祐氏の懸念」と題する記事を配信していた。18年も年末に近付くと、19年改元に向けた祝賀ムードに水を差すし、9月には自民党の総裁選がある。こうした情勢から、「6月執行」がおさまりがよい、との見立てが法務省関係者らの間で広がっている、と指摘していた。また7月3日までは、サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本代表の活躍が続いていた。ツイッターには「W杯(日本戦)が終わった後に執行するって決めてたな」との指摘も出ていた。
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