AKB48グループの選抜総選挙でHKT48の指原莉乃さん(25)による「博多の旗」を引き継ぐべく1位を目指していた宮脇咲良さん(20)は、2018年8月2日に行われた「感謝祭」コンサートでも、指原さんへのあこがれを前面に押し出した。宮脇さんは、高橋みなみさん(27)への思いをつづった楽曲「M.T.に捧ぐ」(16年)を「R.S.に捧ぐ」と改題して披露。その様子を動画で受け取ったという指原さんは「嗚咽で倒れそうになるくらい泣いた...」と、大感激だった。「まだまだ未熟な私ですが、ずっとあなたについていきます」宮脇さんは18年の総選挙では3位にランクインし、19年以降の出馬は見送る考え。宮脇さんは2日のパフォーマンス冒頭、「私にとっての最後の総選挙、本当に有難うございました。私は今まで、あなたの背中をずっと見てきました。まだまだ未熟な私ですが、ずっとあなたについていきます」と語り、会場のモニターには、顔は分からないものの、指原さんとみられる人物が、AKBやHKTの活動で後輩メンバーを叱咤激励する様子が次々に映し出された。歌詞は「M.T.」と同じで、宮脇さんは100位以内にランクインしたHKTのメンバーとともに、「ああ あなたになれない 今さら思ってしまうよ」「あなたから いつか褒められたい」などと涙を流しながら切々と歌い上げた。指原さんのツイッターによると、指原さんはコンサートの動画を見て「嗚咽で倒れそうになるくらい泣いた...」といい、HKTの後輩メンバーを支えていくことを誓った。「寂しくなったときに、安心できる場所をつくりつづける!!」「みんななんで笑うの?ちょっと『ざわっ...』みたいな...」ただ、指原さんや宮脇さんの涙とは対照的に、観客席からは笑い声混じりのどよめきも起こった。演出が「ベタ」すぎると感じた人もいた可能性がありそうだが、宮脇さんは「みんななんで笑うの?ちょっと『ざわっ...』みたいな...。だって、めっちゃいいこと言ったのに『ざわっ...』。(『R.S』は)まぁ...『あの方』ですよね...」と不満げだ。宮脇さんによると、16年の「M.T.」の初披露の際、総合プロデューサーの秋元康氏が「本当は、『M.T.』は誰か分からない」と説明したといい、それにならって「あくまでも『誰か』ということにしたいので、顔を映しちゃうとちょっと...」と、指原さんの顔が映っていない映像を探すのに難儀したことを明かしていた。
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