世界的に有名なフランス料理のシェフ、ジョエル・ロブション氏が2018年8月6日、死去した。共同通信や仏ル・モンドなどのネット版が6日(日本時間)、報じた。73歳だった。日本では「フレンチの神様」などと紹介され、氏が手がけた店舗も国内に複数ある。ツイッターでは、追悼の声が相次いでいた。獺祭とコラボもル・モンドは、「世界で最も多くのミシュランの星を持つフランスのシェフ」であるロブション氏が、がんのため亡くなったと報じた。 ロブション氏は5月末に来日していた。日本酒「獺祭(だっさい)」製造元の旭酒造の本社(山口県岩国市)を訪れ、パリに、同社とのコラボレーション店舗を近くオープンさせることを明かした。ロブション氏は、一旦現役から引退したが、のちに現役に復帰。70歳を過ぎても精力的に活動を続けていた。フランスの最優秀職人賞など数々の受賞歴があり、日本でも2003年に東京の六本木ヒルズに「ラトリエ デュ ジョエル・ロブション」を開店させるなどしている。死去のニュースが流れると、ツイッターでは「どれだけの人を幸せにした方でしょう。ご冥福をお祈りします」「亡くなったのかよ...フレンチの神様が...」「美味しく、幸せな世界を本当にありがとう」といった追悼の声が相次いで寄せられていた。
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