2018年 9月 25日 (火)

西村拓真CSKA移籍報道に不安の声 本田「幽閉」の二の舞にならないか

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   サッカーJ1・ベガルタ仙台のFW西村拓真(21)がロシア・CSKA(チェスカ)モスクワに移籍する見通しだと報じられると、期待にまじって不安の声が相次いだ。

   CSKAといえば日本代表MF本田圭佑(32)が在籍していたが、同クラブから最終的にイタリアの名門・ACミランへステップアップするまでには想像以上に時間がかかった。それは「本田を幽閉している」などとしてクラブ側への批判にもつながった。そのため、将来有望な西村が二の舞になるのではないかとの懸念が浮上することとなった。

  • 本田圭佑はかつてCSKAモスクワに所属していた(写真は2018年6月撮影)
    本田圭佑はかつてCSKAモスクワに所属していた(写真は2018年6月撮影)
  • CSKAモスクワへの移籍が浮上した西村拓真(画像は所属のベガルタ仙台公式サイトから)
    CSKAモスクワへの移籍が浮上した西村拓真(画像は所属のベガルタ仙台公式サイトから)

「脱出できないまま使い潰されるか」

   西村の移籍話は2018年8月28日までに複数スポーツ紙で報じられた。クラブ間交渉が進んでおり、間もなく合意するという。早ければ8月中に完全移籍が発表される。

   今季J1リーグ第24節までに11ゴールをあげている仙台のエース。得点ランキングは川崎フロンターレのFW小林悠(30)と並んで日本人トップタイ(全体4位タイ)に立ち、9月の日本代表戦にも招集されるのではないかとの声もある。

   海外移籍は飛躍への一歩として、「あれだけの有名チームだから名前 欧州に 知られるよね 寂しいけど 楽しみ」「ベガルタの顔として欧州で活躍&日本代表に選ばれて欲しい」とツイッターでも期待が集まる。一方で、CSKAモスクワというクラブ名に反応し、

「本田が長年幽閉されたの知ってるのかしら・・・」
「本田みたいにロシアから脱出するのに時間かからなければいいけどなぁ」
「本田みたいに脱出できないまま使い潰されるか、飼い殺しになる未来しか見えねえぞ」

と、本田を引き合いに不安視する声も少なくない。

   本田は23歳だった10年1月、オランダ・VVVフェンロからCSKAに移籍。日本代表にも定着し、南アフリカ・ワールドカップ(W杯)では2ゴールをあげてベスト16進出の立役者となるなど、日本サッカー界をけん引する1人に上り詰めた。

   ロシア有数の強豪CSKAは欧州最高峰のチャンピオンズリーグ(CL)常連でもある。本田はこの舞台でも輝きを放つと、欧州4大リーグ(スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ)へのステップアップに期待が集まった。だが、簡単にはいかなかった。

「どうしても移籍させてもらえなかった」

   プロサッカー選手は契約期間中にチームを出ることが頻繁にあるが、その際、獲得希望クラブは所属クラブと交渉して「移籍金(違約金とほぼ同義)」を支払う必要がある。移籍を望む選手は、世話になった「恩」としてお金を所属クラブに落としていく形だ。

   だが、CSKAはこの移籍金に莫大な額を設定し、契約満了するまで主力選手を囲い込んでいるとされる。13年1月14日のサッカーメディア「フットボールチャンネル」は、当時移籍が噂されながら実現しないでいた本田について、「CSKAモスクワ 飼い殺しの真実~本田圭佑は『脱出』できるのか~」という見出しで報道。同クラブ所属のブラジル人選手が、母国のリーグに戻ることを望みながら「どうしても移籍させてもらえなかった」「普通ならまとまる移籍交渉だってまとまらない」として、その体質を語っている。

   結局本田は、契約満了までの丸4年を過ごし、13年12月にACミランへ完全移籍するに至った。一般に「20代半ば」が選手としてのピークと言われるサッカー界にあって、23~26歳というまさに全盛期に、4大リーグ移籍が叶わなかった。今回の西村の移籍報道でも、サポーターからはこうした本田の二の舞が心配されているということだ。

   もちろん例外もある。元セルビア代表MFミロシュ・クラシッチ(33)は、04~10年をCSKAで過ごした後、イタリアのユベントスが移籍金を支払って獲得している。また、ナイジェリア代表FWアーメド・ムサ(25)は12~16年にCSKAに在籍した後、FW岡崎慎司(32)が所属するイングランドのレスターシティに移籍。ここでも移籍金が発生していた。こうした例から、ネット上では「活躍すれば普通に移籍できます」といった声も出ている。

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