2021年 3月 7日 (日)

内定者が語るインターン体験談 社長の金言で意識改革

「学生価値の高いインターンシップ」を"えこひいき" リクルートキャリアの「社会のトビラプロジェクト」

   学生が自分に適した仕事選びをするためには、自身の価値観、あるいは強み・弱みをまず把握する必要がある。こうした個人の持ち味は、他人の言葉を介して気付けることも多々ある。小松さんや上遠野さんが好例だ。インターンは就業体験の場であると同時に、多くの社会人たちと話せる機会でもある。彼ら彼女らのアドバイスが、自分がまだ知らぬ「隠れた持ち味」を見つけるきっかけになりうるのだ。

   そこでリクルートキャリアは、参加学生一人ひとりに必ず社員がフィードバックし、学生が自己理解を深められるインターンを「学生価値の高いインターン」と考えた。この考えに賛同する企業を集めて2018年9月中旬に立ち上げたのが「社会のトビラプロジェクト」だ。

   「社会のトビラプロジェクト」の賛同企業は、参加した学生一人ひとりにフィードバックを行うインターンシップを順次開催する。

   リクルートキャリアが制作したフィードバックシートを活用することで、企業ごとにフィードバックの質にムラができるのを防ぐ。サービス開始から2週間で約300社が参画。企業は「社会のトビラプロジェクト」に協賛=学生に価値のあるインターンシップを提供することで、リクナビ上で、より学生が見つけやすい位置に情報を掲載できる。

   リクルートキャリアの就職みらい研究所の調査では、18年卒の学生の55.2%がインターンに参加し、73.6%のインターン実施企業が内定者の中にインターン参加者がいたと答えている。また73.7%の企業が2018年にインターンを実施予定と回答している。

   インターンへの需要が高まる一方、参加するプログラムの質の見極めが課題となっている。例えばリクナビにも、1万社のインターン情報が掲載されているが、学生が物理的に参加できる数はごくわずかだ。限られた機会の中で、インターンの向き不向きが、その時の運で決まるのはやや酷だ。また企業側から見ても、学生に認知度の低い企業が検索されずに埋もれてしまうのは課題だ。規模の大小に関わらず、有益な就業体験とフィードバックを担保できるような企業に、学生が巡り合う確率を上げる仕組み作りが求められている。

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