2018年 11月 18日 (日)

福原愛も知恵を絞る 卓球Tリーグ「ファン拡大」の課題

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   卓球の新リーグ、Tリーグが2018年10月24日、東京・両国国技館で開幕した。初日の24日は男子のT.T彩たま日本生命‐KM東京戦が行われ、5624人の観客を集めた。25日の女子の試合では4572人を動員。日本卓球界待望のプロリーグが華々しく幕を開けた。

   卓球のプロリーグの構想が持ち上がったのは10年前。メダルが期待された2008年北京五輪での敗退がきっかけだった。このままでは世界と戦うことが出来ない。日本卓球協会は、2010年3月、本格的にプロリーグ設立のプロジェクトを走らせた。

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日本卓球リーグと当面は併存

   Tリーグ初年度の今シーズンは、男女それぞれ4チームが参戦。男子はT.T彩たま、KM東京、岡山リベッツ、琉球アスティーダ。女子はKA神奈川、TOP名古屋、日本生命レッドエルフ、日本ペイントマレッツが参戦している。

   現在、日本にはTリーグと日本卓球リーグ実業団連盟が主催する日本卓球リーグの2つのリーグが存在する。一時、日本卓球リーグがTリーグと合流する案もあったが、日本卓球リーグ実業団連盟は2020年までは日本卓球リーグを存続させる意向を示した。

   Tリーグに参戦するには、直近の2シーズンで世界ランキング10位以内、または直近4シーズンで、五輪、世界選手権シングルス3位以上の実績を持つ選手が1人以上、チームに所属していなければならない。

   また、世界ランキング上位20位以内、または五輪、世界選手権シングルスベスト8以上の実績がある者が、ファイナルを含むすべての試合日に出場しなければならないという厳しい条件があり、新規のチームが参戦するのは考えにくい。

   日本卓球リーグの所属チームがリーグを脱退してTリーグに参戦しない限り、Tリーグは最低でも3年間は現状のままでの形で進行せざるを得ないだろう。

Jリーグ40チームのホームタウンは30都道府県

   参戦チームの数が課題となる中、チームの在り方もまた大きな課題となってくる。

   新興のプロスポーツであるサッカーやバスケットは「地域に根ざしたクラブづくり」という理念でチームを作り上げてきた。

   サッカーのJリーグは1993年の発足時は10チームで、ホームタウンがあった都道府県はわずか8府県だった。それが現在ではJ1、J2合わせて40チームまでに増え、ホームタウンは30都道府県に広がった。

   バスケットでのプロリーグ、Bリーグで一番の集客力を持つ千葉ジェッツは、地域性をより明確に打ち出すため、本拠地を船橋市に置き、成功を収めている。これを提言したのは、元Jリーグの川淵三郎チェアマンだった。

   現在、Tリーグに参戦するチームのホームとなっているのは、東京、埼玉、神奈川、愛知、大阪、岡山、沖縄の7都府県。日本卓球リーグとの合流が実現すれば、この問題は解消されるかもしれないが、ファン拡大へすそ野を広げるのは急務である。

   女子卓球の18歳のエース、平野美宇選手は「(リーグが)長く続くことが大事。何回も来てもらえるように。コアなファンを増やした方がいい」と提言した。

   今月21日に引退を表明し、24日のオープニングセレモニーを会場で実況した福原愛さんは「どうしたら見やすいかな、お客さんに来てもらえるかなと、考えながら見ていた。もっと多くの人に卓球を見たいと思ってもらえる環境を考えていきたい」と今後の課題に言及した。

   「世界一の卓球リーグ」の実現を理念に持ち、スタートしたTリーグ。夢の実現には、もう少し時間がかかりそうだ。

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