2024年 4月 27日 (土)

松井秀喜コーチ就任は楽しみだが... 日米野球が「どこか地味」な印象のワケ

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過去にはベーブ・ルース、ルー・ゲーリック、バリー・ボンズも出場

   日米野球史で、史上最強のメジャー軍団といわれたのは1934年の選抜チームだ。打撃陣はベーブ・ルース氏、ルー・ゲーリッグ氏、ジミー・フォックス氏が顔をそろえ、剛速球で知られるレフティ・ゴメス投手が日本チームを封じ込めた。この年、メジャー選抜は16戦全勝と、圧倒的な強さを見せた。

   また、1996年にはドジャースの野茂英雄氏、マイク・ピアッツァ氏をはじめとし、バリー・ボンズ氏、カル・リプケン氏、ケン・グリフィー・Jr氏らドリームチームが来日し、大きな話題となった。

   シーズンオフの一大イベントも2006年で一度中断される。日本プロ野球選手会は「(日米野球は)一定の役割を終えた」とし、07年以降の日米野球の参加を見合わせる意向を示した。

   クライマックスシリーズの初年度となる2007年を翌年に控え、選手の負担を減らすためのものとみられ、その一方で06年から始まったWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、日本代表とメジャーリーガーを擁する米国代表が対戦する場が出来たことで、日米野球の役割が終わったということだろう。

   日米野球が再開したのは2014年。WBC日本代表の強化試合との位置付けで、メジャー選抜を招いて試合を行った。そして今年が強化試合の第2弾となる。

   田中将大投手、ダルビッシュ有投手、大谷翔平投手らの活躍もあり、今やメジャーリーグは日本にとってより身近なものとなった。メジャーの試合中継も過去に比べると格段に増え、テレビ画面を通じてメジャーの迫力を見ることが可能になった。

   松井氏のユニフォーム姿や、前田選手の凱旋はファン待望の明るいニュースだろう。その一方で、メジャーのスター選手が揃わない日米野球には今後、改善の余地がありそうだ。

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