2019年 10月 20日 (日)

守備にも意外な弱みが... 広島・菊池「メジャー挑戦」のリアル

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   広島の菊池涼介内野手(28)が2018年12月21日、契約交渉を行い、球団にポスティングシステム(入札制度)によるメジャー挑戦の意思を伝えた。年俸5000万円増の2億4000万円(金額は推定)でサインした菊池は、交渉の最後にメジャー挑戦を直訴。早ければ来オフにもポスティングシステムでメジャーに挑戦する。

   今オフ、丸佳浩外野手(29)がFA権を行使して広島から巨人に移籍し、早くも菊池の来オフの動向に注目が集まっていた。そのような中で菊池は球団にメジャー挑戦を直訴し、その手段として選んだのが、ポスティングシステムだった。菊池は来シーズンに国内FA権を取得する見込みで、海外FA(フリーエージェント)権の取得は最短で2021年。これに先立ってメジャーに挑戦する意向だ。

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表明とともに噴出した不安

   ポスティングシステムによるメジャー移籍は、FAとは大きく異なり、まずは広島の了承を得ることが大前提となる。過去、日本球界からはイチロー(オリックス→マリナーズ)、松坂大輔(西武→レッドソックス)、ダルビッシュ有(日本ハム→レンジャース)、田中将大(楽天→ヤンキース)らがポスティングシステムで移籍しており、今オフは西武の菊池雄星投手(27)がこのシステムを利用してメジャーに挑戦しようとしている。

   今回のメジャー挑戦を表明した理由を「モチベーションを上げるため」とした菊池だが、この表明によってネット上では菊池の評価に変化が見られるようになった。広島では不動の二塁手として活躍し、驚異的な守備範囲を誇る守備力はMLBでの公式サイトでも紹介されるほど高い評価を受けているが、いざ、メジャー挑戦を表明した途端、ネットではメジャーでの活躍に否定的な意見が続出している。

「外国の選手は身体能力高い選手が多いから、日本ではその守備力が絶対的な評価があるが、メジャーではどうか。」「客観的に厳しいと思う。」「さすがに名二塁手菊池であってもメジャーではどうなのかな?」「日本で.300 20本をクリアできない選手を獲得する球団はないと思う。」

「セカンドしか...」がネックになるか

   守備力に関してはメジャーでも通用するとの声が多数寄せられたが、元メジャー球団の職員は次のように指摘する。

「正直言って、菊池クラスの選手はメジャーではゴロゴロいる。守備だけでいえば日本でもトップクラスだが、メジャーの内野手は内野ならどこでも守れる選手が多い。菊池はセカンドしかアピールポイントがないので、少し弱い。チームによってはショートやサードのコンバートもあるので、それに対応出来ないと差別化は難しい」

   これまで日本人の投手や外野手がメジャーで大きな実績を残した例は見られるが、内野手でいえば数は限られてくる。代表的な内野手として、メジャー通算7年の実績を誇る松井稼頭央氏(43)をはじめ、現ロッテ監督の井口資仁氏(44)、元レイズの岩村明憲氏(39)らが挙げられる。

   メジャーに挑戦するにあたって不安視されるのが菊池の打撃力だ。今季は打率2割3分3厘、13本塁打、60打点に終わっている。2番打者としてチームへの貢献度は数字以上のものがあるが、メジャーの2番打者は近年、中長距離打者が務める傾向にあり、打撃力により比重が置かれる。6番以降の打線でも一発の長打力を秘めるパワーヒッターがひしめき、パワフルなバッティングが求められる。

   6年連続でゴールデングラブ賞を受賞し、日本最高のセカンドとして称賛され続けてきた菊池だが、メジャー挑戦の表明によって外部から「現実」を突き付けられた形となってしまった。ただ、あくまでもメジャー志向の菊池は「野球をやっている以上、トップのレベルでやりたい」と、来オフのメジャー挑戦へ前向きな姿勢を見せている。

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