2019年 12月 11日 (水)

「本当の責任者、権力のある人が出てくるべきでは」 NGT「危機対応」に専門家苦言

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   NGT48の山口真帆さん(23)への暴行事件で、運営側がようやく記者会見を開いたが、その内容が不十分だとネット上で不満がくすぶっている。

   タレントの危機管理に詳しい弁護士は、運営側の組織としての「未熟さ」を指摘する。

  • AKS取締役らの会見では、多くは語られず…
    AKS取締役らの会見では、多くは語られず…

運営幹部は、秋元氏から叱責を受けたと明かす

   この事件では、被害者の山口さんが真っ先に、動画などでの告白で関係者に迷惑をかけたと公演で謝罪した。その後になってようやく、運営会社のAKSが公式サイトで説明、そしてまた遅れて幹部らが会見と、異例の展開をたどっている。

   AKS取締役で運営責任者の松村匠氏は、2019年1月14日の会見で、対応が遅れたことについて、「それに関してはお詫びを申し上げるしかない」と述べた。遅れについては、「警察の捜査状況を鑑みていたことが一番大きな理由。警察の方からも見解をいただきましたので改めてこういう場を設けさせていただきました」と説明した。

   山口さんより先に事件を公表しなかったことには、「メンバー保護と、オープンになったときに2次的、3次的被害が及ぶのではないかと私の方で考えた」とした。

   ただ、「結果的にああいうことになった」と対応の遅れについて謝罪した。

   AKBグループ総合プロデューサーの秋元康氏(60)からは、「大変憂慮している」として、対応ぶりに「叱責」を受けたという。そして、「しっかりとメンバーをケアしていくことと、『君は運営責任者なんだから、経験もあるんだから、しっかりと考えなさい』ということを言われている」と述べた。

   とはいえ、松村氏らの説明について、ニュースのコメント欄などでは、不十分だとの不満の声が次々に書き込まれている。

「支配人が会見しないのは、組織として未熟だから」

   NGT48劇場新支配人の早川麻依子氏こそ出席したものの、当事者であるはずの今村悦朗支配人(異動)はついに会見に出てこず。しかも、事件が不起訴処分になっているにもかかわらず、「警察の捜査内容に関わることなのでコメントは差し控えさせていただきたい」と繰り返すばかりだったからだ。

   ほかのNGTメンバー2人は、警察の事情聴取を受けたとツイッターで明かしたが、メンバーらがどんな行動を取ったのかについても、「第三者委員会で調査する」と述べるに留まった。

   これに対し、「警察に事情聴取されるってことはそれなりの理由があるんだろ?そこを明らかにすべき」「身内をかばっているようにしか受け取れない」といった疑問や批判が噴出している。

   タレントの危機管理についての著書もある長谷川裕雅弁護士は、こう指摘する。

「目の前にいる上司である支配人の方が力を持っていれば、ある程度の覚悟が必要で、外部には言いにくかったはずです。山口さんは、支配人と距離感を持っており、この方に言っても仕方がないと、動画などで告発したのでしょう。支配人が会見にも出てこないということは、組織として未熟なのだと思います。ですから、会見には、本当の責任者、権力のある人が出てくるべきなのでは」

   しっかりした運営側ではなかったから、メンバーが外部に不満を漏らす結果になったというわけだ。山口さんが被害に遭ったのはセキュリティ上に問題があり、山口さんが不満を持たないよう対処もしなくてはいけなかったと長谷川氏は言う。

「不信感を持たれるような対応が、そもそもまずいと思います。支配人の方は、しっかり対応能力がある人に任せないといけないでしょうね」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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