2024年 4月 16日 (火)

嵐に「無責任」指摘で大荒れ それでも「逆によかった」のファン心理とは

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   アイドルグループ「嵐」が2020年末での活動休止を発表した会見で報道陣から出た「無責任ではないか?」という質問に、インターネット上では「意味分からん」「少なくともファンは思ってないと思う」などと批判が殺到している。

   俳優の石原良純さんら著名人も「無責任」質問に対し不満が爆発。一方で、この質問を「前向き」に捉える向きもある。

  • 「嵐」の桜井翔さん
    「嵐」の桜井翔さん
  • 「嵐」の桜井翔さん

「『悪者』にされてしまう可能性もあると思うんですけど」

   嵐5人の会見は2019年1月27日に都内で開かれた。リーダーの大野智さんが「嵐としての活動を一旦終えたい。自由に生活がしてみたい」という意向があることを明かし、メンバー間での話し合いは17年6月ごろから続けられたという。

   約20年の日々を駆け抜け、押しも押されもせぬトップアイドルとして活躍している嵐。会見はグループとして納得のいく結論を導いたためか、5人とも穏やかな表情で進んでいたが、同じ記者による2つの質問で空気が一変した。

「多大な功績を残してきて『お疲れ様でした』という声もある一方で、やはり『無責任ではないか?』という指摘もあると思うんです」
「大野さんがこの決断の矢面に立つというか、『悪者』にされてしまう可能性もあると思うんですけど、他のメンバーの方は、大野さんが言ったから決めたというのではなくて、何か自分の中で実は区切りをつけたかった、みたいなことってないんでしょうか?」

   「無責任」「悪者」といった言葉を投げかけた質問に、ツイッターでは、

「なんで嵐が活動休止するにあたって、無責任とかいう発想が生まれるの?」
「無責任?? この記者の質問よ、意味分からん」
「いや誰も無責任だなんて思ってないと思うよ。ねぇ? 少なくともファンは思ってないと思うけど」

と怒りの声が殺到。波紋を広げている。

羽鳥慎一アナ「みんなイラッとしたでしょうね」

   ジャニーズファンを公言し、会見にも参加した日本テレビの青木源太アナウンサーは27日夜にツイッターを更新し、

「今夜は初めて愚痴を言わせてください。無責任という言葉が会見で出ましたが、それはさすがに違うかと。あの場にいてとても悔しくて悔しくて」

と不可解さを露わにした。

   28日の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)では、嵐メンバーとバラエティ番組などで共演経験も豊富な石原良純さんが「いい会見だった」とした後で、

「あとひとつ。『無責任ですね』って何だったんですか。何なんですかねあの質問。あれだけちょっとイラッとして、聞いてる方も、...うーん」

と眉間にしわを寄せた。さらに羽鳥慎一アナウンサーも

「みんなイラッとしたでしょうね。なんか爪痕残したかったんじゃないですか、会見で」「まあ、嵐と複数回、長年お仕事している人であれば、あそこの場で『無責任』という言葉は、質問として間違いなく出てこないと思います。何だったのかなと思いますけど」

と吐き捨てている。

   同日「バイキング」(フジテレビ系)でも坂上忍さんが、

「何が無責任だ!」「この質問だったら俺、メンチじゃ済んでないわ」「芸能界のド真ん中で引っ張ってきた人たちなわけでしょう」

と大声をあげていた。

「正面切って質問されたからこそ、櫻井砲で木っ端微塵にできた」

   一方でネット上では、「無責任」質問を前向きに捉える向きもある。今後可能性としてあり得なくはない「活動休止へのネガティブな反応」に対し、先んじて嵐メンバー本人らの口から見解を引き出せたためだ。ツイッターでは、

「『無責任』質問はたぶん今後出てくるであろう悪意のある心ない人からの『無責任』コメントや中傷をここで記者さんが聞き出して翔さんやニノちゃんに一刀両断してもらうことでもう今後誰も嵐の決断を無責任だと思わせないようにした」
「この質問がなければ、週刊誌やネットで大野さんが悪者にされたり、嵐が無責任だと言われたりしたかもしれません」
「面と向かって質問してくれて、逆によかったんじゃないかな 嵐の反論できないところで勝手にそんな言葉を憶測で記事に書かれるよりも」
「正面切って質問されたからこそ、櫻井砲で木っ端微塵にできた」

といった書き込みが見られる。

   実際、質問に対して桜井翔さんは、

「『無責任』かというご指摘に関しましては、およそ2年、感謝の思いを伝えていく期間を設定した。これは我々の誠意です。なので、それが届くようにこれからもたくさんの言葉をお伝えし、たくさんのパフォーマンスを見てもらい、その姿勢と行動をもって、それは果たして『無責任』かどうかを判断いただければと思っています」

と毅然とした態度で具体的に回答。二宮和也さんは、

「リーダーのせいでこうなったとは同じくらいゼロに感じています。人間なので絶対はないですし、無限でもないわけで、そのポイントはどこかで置かないといけないとは思っていました」「僕らはみんなでやりたいと言った時にはやるし、みんなでやりたくないと言った時はやらないですけど、1人がやりたくないと言った時には、『やりたくないのはなぜか?』というのを徹底的に話し合って、みんなで共有して決断します。なので、もしそうやってリーダーが矢面に立って、『悪者』になって見えているのであれば、我々の力不足だと思います」

と、メンバー間の結束力を感じさせる言葉を残していた。

   また、こうした言葉で、活動休止へのファンの納得がより広がったかもしれない。ツイッターでは「某記者が大野くんに向かって『無責任』と発言したことにより、テレビを見ていた視聴者の中に嵐の活動休止擁護派が一斉に爆誕した印象を受ける」という反応も見られる。

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