2019年 4月 23日 (火)

ヤフオクに「ストラディバリウス」、約9億円で出品 本物なの?専門家の見立ては...

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   ヴァイオリンの最高峰とされるストラディバリウスだとして、ヤフーオークションに即決価格8億8000万円で出品され、驚きの声がネット上で広がっている。

   写真が投稿されており、J-CASTニュースは、本物の写真かどうか専門家に話を聞いた。

  • ヤフオク出品の「ストラディバリウス」
    ヤフオク出品の「ストラディバリウス」

「英国専門家の鑑定書があり、試奏したりすることも可能」

   古びた1台のヴァイオリンの写真が、表と裏、そして、糸巻き部の3枚アップされている。

   「希少Antonio Stradivari 1692年」のタイトルで、2019年1月30日にヤフオクで入札が始まった。発送は愛知県内からとなっており、「かなり希少です。来年には値段も1.5倍以上になると思われます」と紹介文にあった。状態については、「目立った傷や汚れなし」とある。

   2月1日に追記され、「世界に一つだけの本物になります」と強調し、世界中から引き合いがあるとも明かした。そして、「今回のチャンスを逃すと日本ではお目にかかれなくなると思いますので、冷やかしではなく、本気で、ご購入意思のある方にご入札いただきたいと考えております」としている。

   この出品には、4日夕までに、問い合わせが国内外から7件来ている。鑑定書の有無を聞かれると、出品者は、英ロンドンのオールド弦楽器鑑定家として知られる「Peter Biddulph」が発行した鑑定書があると答えた。直接確認したり試奏したりすることも可能だともした。入札は6日までになっているが、4日夕現在では、入札参加者は出ていない。

   作曲家の木村裕さんが3日、ヤフオクで「ストラディバリウス」が売っていることをツイッターで紹介すると、4日夕現在で3000件ほどもリツイートされるほどの反響を呼んだ。

「すごく状態のいいものだとすれば、妥当な値段だと思います」

「ストラディバリウスってヤフオクで売るもんなの?」
「マジモンですかな!?」
「出品者何者...」

   ストラディバリウスといえば、数億円以上もの値で取り引きされることもある。それだけに、一般の人たちが利用するようなオークションに稀代の名品の名前が出てきたことに驚く声が相次いでいる。

   ストラディバリウスを集めた展覧会を18年に東京都内で開いた日本ヴァイオリン(東京都渋谷区)の中澤創太社長は19年2月4日、J-CASTニュースの取材に対し、「写真は本物だと思います」と答えた。

   中澤社長によると、イタリアの楽器製作者アントニオ・ストラディバリ(1644~1737年)の作品は、初期、挑戦期、黄金期、晩年期の4期に分かれる。写真のは、通常より大きく作られ、ロングパターンの別名で呼ばれる挑戦期(1690~99年)の作品とみられるとし、「きちんとそのパターンになっていますね」と言う。

   8億8000万円という価格については、「本物だとしたら、楽器の状態によるでしょう。写真では分かりにくいですが、すごく状態のいいものだとすれば、妥当な値段だと思います」と話した。

   出品者について、中澤社長自身は心当たりがないといい、日本人かどうかも分からず、代理人が出品している可能性もあるのではないかとみている。通常なら、個々に売買され、オークションに出す前に売れてしまうそうだ。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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