2020年 1月 19日 (日)

日本人はなぜ「ポイント」好きなのか 市場は2兆円超え間近

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「ゼロ金利」時代を生き抜く庶民の支えに

   現在の日本は実質ゼロ金利で銀行などに貯金しても利息はほとんどつかない。例えば、100万円を普通預金にしても1年後の利子は8円程度だ。しかし100万円買い物してポイントカードを提示すれば、実質的に5000円、1万円、あるいは数万円は戻ってくる場合もある。「賃金も伸びないうえ、資産運用も期待できない中、生活防衛としてポイントは欠かせない存在になっている」と流通業界関係者は話す。

   企業側にとっても、囲い込み以上のメリットがあるという。デフレから完全に脱却できない経済環境の中、簡単に値下げできない状況になっていることが、その背景にある。「特に食品や日用品は、一度値下げすれば、また同じ価格に下げるまで、客はなかなか買わなくなっている」と小売り業界関係者は話す。一度値下げすれば負のスパイラルに陥りかねないが、値下げの代わりに、ポイントを多めに付与するような形でセールを行えば、客は買い控えしにくくなるという。

   一方、ポイントは消費者の価格に対する感覚を鈍くし、企業側が売りやすい状況にもなる。「ポイントを付与してくれる店の商品が、他の店の商品より高くても、『ポイントがつくから高くても構わない』と思う人が少なくない」とマーケティングに詳しい専門家は指摘する。

   厳しい経済環境を乗り切るため、消費者側も企業側も考えを巡らし、工夫を重ねた結果、たどりついたのがポイントサービス。最近では、ポンタと「dカード」など二つの共通ポイントを両方付与する店も拡大中で、ポイントサービス市場はさらに膨らむ見通しだ。

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