2020年 9月 19日 (土)

高校野球の監督に「定年」は必要か 名将引退の歴史をひも解く

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   高校野球の強豪として知られる広島・如水館高が、監督問題で大きく揺れている。2019年2月20日、スポーツ報知が報じたもので、同校野球部の迫田穆成(よしあき)監督(79)の退任に伴う監督交代が保護者会を巻き込んでの事態に発展。昨年12月には迫田監督の退任撤回を求める署名運動が行われたという。

   甲子園春夏通算8度の出場を誇る広島の強豪校に何が起こったのか。騒動を時間軸で追っていくと、昨年10月下旬に迫田監督の退任が決定し、後任に野球部OBでコーチを務める樋口圭氏(25)が内定。この人事は当時、地元メディアでも報じられており、迫田監督の3月末の退任は既定路線となっていた。

  • 高校野球の聖地・甲子園球場
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監督退任は「総合的な判断」

   報道によると、昨年11月に保護者向けに行われた臨時総会で学校側からは、迫田監督の退任理由について「総合的な判断としか言えない」との説明がなされただけで、詳細には触れなかったという。迫田監督には続投の意志があったともいわれ、学校側と保護者の間の溝は埋まらないまま年越しとなった。

   学校側の説明にある「総合的な判断」のひとつとして、迫田監督の年齢が含まれるだろう。79歳の迫田監督は、高校野球の監督としてはかなりの高齢にあたる。昨年までの最高齢は、群馬・利根商高の豊田義夫監督の82歳。また、甲子園の常連校を率いる監督では、高校野球指導歴52年、甲子園春夏通算32度の経歴を持つ岐阜・大垣日大高の阪口慶三監督(74)が有名なところだ。

   高校野球の歴史を紐解いてみると、名将と呼ばれた監督の多くが70歳を前に退任していることが分かる。甲子園大会において監督して史上最多の勝利数を誇る、元智辯和歌山高監督の高嶋仁氏は昨年、72歳で勇退している。名門・PL学園高を率いた中村順司氏は、51歳で退任して大学の監督へ。元横浜高監督の渡辺元智氏は70歳で監督の座を退いている。

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