4連勝の広島は「完調に近い」 「勝ち方を知ってる」王者の凄み
2019.04.22 13:30
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一方、懸念材料は...?
チームが完全復活に向けて上昇気流に乗るなか、野口氏が懸念するのが、松山竜平外野手(33)の戦線離脱だ。松山は20日のDeNA戦で146キロの直球を右側頭部に受け負傷退場。広島市内の病院で診察を受けた結果、「脳震盪(のうしんとう)、右側頭部打撲」と診断され、21日に出場選手登録を抹消された。現在はNPBが定める復帰プログラムに取り組んでいるというが、復帰のメドは立っていない。
「私は頭部に死球を受けたことがないのではっきりとしたことは言えませんが、非常に心配しています。今はNPBのプログラムに沿ってリハビリの段階にあると思いますが、完全に復活するまでは時間がかかると思います。昨年、ヤクルトのベンチから見た印象では、松山選手はチームの中心にいて、新井(貴浩)選手と一緒にチームの雰囲気を盛り上げているように感じていました。松山選手の離脱が、逆にチームにまとまりをもたらすことも考えられますが、広島の3連覇に大きく貢献してきた選手ですから心配ですね」(野口氏)
広島は明日23日からマツダスタジアムで好調・中日を迎えての3連戦。そして27日からは神宮に乗り込み2位ヤクルトとの3連戦を皮切りに、ゴールデンウィークの12連戦を控える。
「広島は3連覇をしているチーム。ここ数試合を見ても分かる通り、勝ち方を知っています。鯉のぼりの季節が来て鯉が来た感じですね。今年の鯉はここから始まるでしょう」(野口氏)