2019年 5月 20日 (月)

大津事故会見、「園長への質問」は適切だったのか メディア有識者に聞く

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石戸諭さんの見解は

   元毎日新聞記者で、ネットメディア「バスフィード」でも記者経験のある、ノンフィクションライターの石戸諭さんは同日、取材に対しこのように話した。

「保育園側には何の落ち度はないが、なかったどうかも、取材して確かめないとわからない。記者が質問するのは、事故の全容や事実関係を明らかにするうえで必要だが、今回は記者の聞き方や態度で炎上している。批判されている『どんな様子で散歩に出ていったか』という質問も、もしかしたら事故の悲劇性を伝える情報を引き出したいという意図があったのかもしれないが、聞き方やタイミングには問題があった。不祥事の会見では責任を追及しなきゃいけないが、今回の会見は事実関係を明らかにするために必要なものだったと考えたほうが適切だと思う。散歩コースを細かく聞いたのも不祥事の会見でいえば当然だが、今回の会見の文脈には明らかにあわない。必要なのは、保育園に敬意を払うような質問であり、歩行者が巻き込まれる事故を減らしていくための会見だった。前者についていえば、例えば『園長から言いたいことはありますか』と思いに迫る質問は可能だったのでは」

   さらに石戸さんは、次のようにも語った。

「憔悴しきっている園長先生にそこまで聞くのは『可哀そうだ』と感情が刺激され、ネット上にある強い反マスコミ感情に結びついて炎上した。ネット上ではマスコミ不信が一つのトレンドになっていて、不躾な態度で責任を追及するような態度を取れば批判対象になり、不用意な炎上を招いてしまう。記者がどう見られるかが問われてきている時代なのに、後でネットなどで見られるかもしれない意識が、現場の記者にはそこまでなかったのではないか。メディア関係者が根本的に意識を変えていかないといけない。記者会見は今までみたいに閉ざされた空間じゃない」
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